電話する

地図

問い合わせ

メニュー
ヘッダーオファー

妊娠中はお口のトラブルが起こりやすいのです。

2023年1月26日

妊娠中は女性ホルモンの作用で唾液がネバネバして、口の中を洗い流す自浄作用が低下し口腔内細菌が増殖してむし歯や歯肉炎になりやすいです。つわりのために歯みがきができなかったり、食事の回数が増えたり口腔内環境を悪化させる要因が増えます。

早産、低体重児出産のリスクを高めるのは

歯肉炎になりやすいのはそうなのですが、それは適切なブラッシングで改善されます。改善できない状況が進んでいくと歯周病になります。歯周病が怖いのは重症化するとおなかの赤ちゃんに影響が及ぶことです。炎症状態が続くと早産や低体重児出産(体重2500グラム未満で生まれること)のリスクが高くなります。適切なセルフケア、歯垢の除去を確実に行い歯科医院などで歯石を除去することで歯周病を予防、改善していくことが大切です。

親知らずの抜歯は妊娠前に

妊娠前に歯科を受診した際、親知らずの状態を確認した方がよいです。定期的に歯科検診されるのが一番よいのですけれど。むし歯や親知らずの周囲の歯茎の炎症を起こす可能性が高い場合は事前に抜歯することをお勧めします。

奥にありすぎて適切な治療をすることができないことが多いですし、その手前の歯が親知らずのせいでむし歯になること、なっていることもあります。

歯ぐきに炎症がおき、口を開けたり、唾液を飲み込んだりするときの痛み、などがおこると抗菌剤を服用することが多いです。安全な薬剤ではありますが、特に妊娠初期に薬は飲みたくないですよね。できれば妊娠の可能性のない時に抜歯しておくとよいです。

妊娠中のケア

妊娠初期(0~15週)

つわりのために歯ブラシを口に入れられない時は無理せず洗口液などですすぎましょう。それだけで歯垢が取れませんが、できることをしていくことが大切です。気分の良いときは歯ブラシのヘッドが小さいものを使い、出来る範囲で磨きましょう。歯磨剤などのにおいが気になるようなら使わなくてもよいです。

安定期(16~27週)

つわりがおさまり安定期に入ったらマタニティー歯科検診を受けましょう。宇治市、城陽市、久御山町の2市1町の妊婦健診を是非ご利用ください。歯肉の腫れや出血、むし歯などによる歯痛などの異常がある場合はこの時期に受診します。もちろん何の症状がなくても受診されるとよいと思います。歯科で用いる麻酔の使用量は僅かなので胎児には影響はありませんが、出産後まで治療が待てるようならそのようにします。必要なら暫間的な治療を行います。痛みが相当なら治療を行います。

妊娠後期(28~39週)

正しい歯磨きをしっかり行ってください。強い痛みなどの緊急性がない場合の歯科治療は産後に行うことも考えます。

妊娠中は体調不良などで日常生活での制約が多くなりお口のケアが不十分になりがちです。一旦完成した歯からカルシウムが流出することはありません。子供にカルシウムが取られる、ということはありません。この時期のケア不足が原因でむし歯になったり、歯周病が進行するので歯が悪くなるのです。つらい時期ではありますがこの先何十年も使う大事な歯ですからできる範囲でケアすることを心掛けてください。

赤ちゃんの歯は妊娠中から育っています。

妊娠初期には歯の芽ができ始めています。乳歯だけでなく永久歯の芽もでき始めているのです。

妊娠7週目ころから乳歯の芽ができ始めます。妊娠4か月の後半から乳歯が形作られ永久歯の芽もできはじめます。誕生を迎える頃、永久歯もかたち作られ始めます。

妊娠中の食事がポイントです。丈夫な歯をつくるにはお母さんが健康であることはもちろん、バランスのとれた食生活を通してお腹の赤ちゃんに栄養を補給することが大切です。

積極的にとりたい栄養

カルシウム

カルシウムは赤ちゃんの骨や歯、血液、神経組織などを作る上で大事な栄養素です。豊富に含まれている食品は、乳製品、小魚、豆類や大豆製品、海藻類、緑黄色野菜です。

タンパク質

赤ちゃんの歯の芽をつくるにはタンパク質も欠かせません。肉、魚、卵、乳製品、大豆製品などをバランスよく摂りましょう。

リン

歯の石灰化(硬くなること)のために必要です。米、牛肉、豚肉、卵などに多く含まれています。

ビタミン

ビタミンAは歯の表面のエナメル質の重要な栄養素になります。豚肉、レバー、ほうれん草、にんじんなどに含まれます。

ビタミンCはエナメル質の下の象牙質の重要な栄養素になります。ほうれん草、みかん、さつまいもなどに含まれます。

ビタミンDはカルシウムの代謝や歯の石灰化に関係しています。バター、卵黄、牛乳に含まれています。

鉄分

妊娠中は貧血になりやすくなります。貧血が続くとお腹の赤ちゃんの成長に影響しますので鉄分は妊娠前の3倍以上を目安に摂りましょう。小松菜、ほうれん草、ひじき、レバー、赤身肉、カツオ、ブリなどに多く含まれています。

大変な時期ではありますが、偏りのない食生活を心掛けてください。

あなたの味覚は正常ですか

2023年1月19日

基本5味

味覚とは、甘味(ショ糖)、塩味(塩化ナトリウム)、酸味(酒石酸)、苦味(塩酸キニーネ)、うま味(グルコン酸ナトリウム)これらが基本5味と言われます。最近では脂肪味と言われるものが追加されるようで、第6の基本味となるかもしれません。食べ物でイチゴ味、チョコレート味などありますが、これは風味であって嗅覚に属するものになります。

味覚異常

味覚異常と一口に言いますが、その異常にはいろいろあるのです。口が渇くのは口腔乾燥症、何を食べても苦く感じる、いつもと味が違うのは異味症、何を食べていないのに口の中が苦いのは自発性異常味覚、塩味と酸味を間違えるのは錯味症、舌がピリピリするのは舌痛症、味がしないのは味覚消失・脱失、何を食べてもまずくて吐き出したくなるのは悪味症、甘味だけがわからないのは解離性味覚障害、口がねばねばするのは口腔内異常乾燥症、味が薄いのは味覚低下・減退、塩味がきついのは味覚過敏、コーヒー・お茶・紅茶の味がしない、お湯みたい・カレーもわかりにくいのは風味障害 などなどこれらの味覚異常でも、量的味覚異常、質的味覚異常に分けられます。前者には味覚低下、味覚脱失、解離性部分的味覚障害が、後者には自発性異常味覚、悪味症、異味症、味覚過敏などになります。高齢者の場合、口腔・咽喉頭真菌症が原因であることが多いです。症状として舌痛、違和感、味覚異常、口渇感などがあります。他に扁桃癌、舌根腺様嚢胞癌、紅板症などからもおこることもあります。

ストレスも原因になります

どこに障害があるかを考えると、味覚を受け入れる器官の障害か、そこから脳に伝達する神経の問題か、味覚を司る脳の問題か、心因性の問題か、味覚を受け入れる器官そのものに伝わっていないのが問題か(唾液が少ないとか)何が原因であるかを考えないといけませんから、味覚障害はただ口の中だけに原因があるわけではありません。脳の問題であればCTやMRIなどの検査が必要ですし、何かしらのストレスが原因であれば十分な問診の上、向精神薬の投与の可能性もあります。全身疾患として捉えないといけません。味覚を受け入れる器官の障害を起こす原因として服用薬剤によるものがあります。抗腫瘍薬、降圧剤、抗真菌薬、抗菌剤、経口血糖下降剤、ステロイド、抗リウマチ薬などなど。全身疾患として肝炎、肝硬変、腎不全、透析、悪性腫瘍、ベーチェット病、シェーグレン症候群、甲状腺機能低下症など。亜鉛、微量元素、ビタミン欠乏症により起こるハンター舌炎、プランマービンソン症候群もあります。先にのべた口腔粘膜障害があります。これらはそれぞれ、使用薬の中止・減量・変更、原因疾患の治療、欠乏物質の補充、抗真菌薬・舌炎などで対処していきます。

亜鉛服用がすべてではありません

味覚障害で亜鉛や微量元素の接種が有効とされていますが、他の全身疾患や薬剤性のものが原因であれば効果はありません。また市販のタブレットでは含有量が投薬されるものとは違いますから、医療機関の受診を勧めます。歯科医院を受診され味覚障害の原因が特定されない場合には近隣の口腔外科をご紹介いただけると思います。

0.09%

2023年1月12日

定期健診にお越しいただくと、むしばのチェック、歯周病のチェック 歯周ポケットの測定 歯の動揺度測定、かみ合わせのチェックなどとともに軟組織、舌、舌の下、唇の内側、頬の内側、上あごの粘膜、歯ぐきの色などに問題がないかを診ています。

紫か紅か白か黒か。

黒はわかりますよね。何かの拍子に噛んでしまい内出血していることもあります。その場合は消えますが、ずっとあって逆に広がっているのはあまりよくありません。その場合は至急口腔外科での精査をお勧めします。紫も色が段々周りの色と変わりないようになれば問題はありません。

赤色、白色、の場合にはその性状を診ていかないとわかりません。凹んでいるのか、出てきているのか、周りが赤くて中が白いのか、隆起しているのか、境界明瞭なのか、そうでないのか、痛いのか痛くないのか、きれいな色かそうでないか。健常な状態から大きくかけ離れているようであれば早めに口腔外科の受診を勧めます。健常な色に近い場合は経過を見てもよい場合もあります。その場合は2週間程度を目安にしています。痛みもない場合には受診を勧めてもなかなか受診していただけないのですが、その場合には当院で口腔内写真を撮り2~3か月毎の経過観察を続けていくことがよいと思います。本当は口腔外科を受診していただきこちらも安心したいのですけれど。

舌の上の色は見ますか

舌の上が白い、あるいは黒い

軟食が多いと舌の上が白くなったり、抗生物質を長期に服用するといわゆる口に常在する真菌いわゆるカビが優勢になり舌の上が黒くなります。これらは原因がはっきりしているので原因が解消されるとよくなります。舌の上に白い模様ができることがあります。また舌に深い溝ができていることがあります。これは原因不明なのでどうしようもありません。でも問題はありませんから経過観察していけばよいです。

大変なのは舌がんです。

口腔がんの6割は舌がんです。そのほとんどは舌の端、舌縁に発生します。危険因子として、1、喫煙、飲酒 2、慢性の機械的な刺激 3、口腔の不衛生 4、加齢

これらの刺激が長期間繰り返されることによって正常な細胞が通常の細胞のサイクルから外れて増殖し続ける がん細胞へ変化していくことにより がんが発生するとされています。

慢性的な機械的刺激として、舌側に倒れこんでいる歯、虫歯、歯ぎしりなどで歯が尖っている、合っていない詰め物や義歯 があります。包丁状に鋭く薄くなった部分があればそこを研磨は重要で、来院時にチェックはしています。必要であれば定期健診時にお話しして調整をしています。アフタ、いわゆる口内炎は7~10日で消失することが通常です。長く消失しないようであれば受診をお勧めします。また、入れ歯の当たるところも放っておくのもよくありません。慢性的な刺激ですから口内炎の薬を塗ってもよくなりません。義歯の調整は必ずしてください。特に義歯が新しくなった場合はいわゆる当たりが出てきますから遠慮は不要です。

0.09%の意味

頬や歯ぐきに薄い白いまだら模様があるとものが当たったり、しみたりする場合、あるいは舌や歯ぐきに境界明瞭な白い部分がこすっても取れず、長くへばりついている場合があります。これはがんになる前兆となることがあるので要注意です。細胞を取って組織検査して病名を特定した方がよいです。口腔外科で検査して切除することもありますが経過観察することも多いです。定期健診に来ていただくと共に口腔がんの検診も当院では行っているつもりです。尖っているところがないか、義歯と擦れているところはないか、粘膜の異常はないか、などなど。むしばや歯周病だけではないことをご理解ください。

集団検診におけるがんの発見率は

胃がん 0.10% 大腸がん 0.16% 子宮がん 0.10% 乳がん 0.06% 肺がん 0.03%

口腔がん 0.09% です。

宇治市 歯医者 shiga dental assosiation なかむら歯科医院

インプラントは抜歯の逆の治療です。

2023年1月5日

そう言われるとそうですよね。

麻酔をして抜歯をする。抜いたところは出血をします。そこにかさぶたが出来ます。そこの表層が歯肉、いわゆる歯茎ができます。内側は骨が少しずつ出来てきます。歯肉と骨の治り方、でき方は歯肉の方が圧倒的に早いです。骨はなかなかできてきません。特に歯周病や歯の破折で抜歯した場合、骨はなかなかできません。身体は早く骨の露出している部分を埋めて感染を防ごうとするからです。ですから骨は二の次なのです。

タップを切る

インプラントは歯茎を直径4㎜ほど切開し、直径4㎜、長さ10㎜ほどの骨を削り取らせてもらい、そこにインプラントを入れていきます。

インプラントの形態はネジのようになっています。またインプラントとの表面を電子顕微鏡でみると粗造になっています。

骨を削ったところにタップを切り、そこにインプラントを少しずつ回転しながら少しずつ骨の中に埋め込みます。このように機械的に結合させるのですが、先程記載したようにインプラント表面が粗造になっていることでインプラントの表面面積を増やして骨と結合する面積を多くします。

インプラント周囲が全て骨であれば歯茎の入り込む余地はないのでインプラントの周囲に骨が直接ひっつくのです。

抜歯と同時にインプラントする、という手立て

周りに骨の無い場合、例えば前歯が割れて、抜歯した後すぐにインプラントする場合などはインプラント周囲がすべて骨ではありませんから歯茎で覆われる可能性があります。

そのような時、自分の骨と同時に人工の骨をインプラント周囲に敷設し、インプラント周囲すべてを骨になるようにします。

でもそれだけでは問題がでます。自分の骨ならそのようなことはありませんが、人工の骨は顆粒状であることがほとんどで、その顆粒の僅かな隙間に自分の骨が入っていく前に歯茎が入り込もうとしてきます。

人工の骨の顆粒の隙間に自分の骨が入って前に歯茎が入らないようにするためインプラント術と同時に特殊な膜を用います。

人工の骨が自分の骨と同じようになるのには自分の骨だけより時間がやはりかかります。だいたい半年を一つの目安とお考えください。自分の骨だけでも骨がやわらかい場合、かたい場合、抜歯して期間がまだ間もない場合、などによってもインプラントと骨の結合度合いが異なるので上物に取り掛かる時期が異なります。

骨のかたさはわかりません

骨が硬い場合、上物に取り掛かる時期は早まり、骨がやわらかいと遅くなります。骨のかたさはCTなどで術前診査してもわかりません。

あまりに骨がやわらかい場合インプラントを骨の中に設置することを断念します。そこまでではないがやわらかい場合、骨の中にインプラントは設置しますが歯茎の中に完全に埋めてしまい、3か月から半年くらい骨とくっつくのを待ちます。その後インプラントと骨の結合状態を知るために歯茎を少し切開して検査をします。結合状態に問題無ければ上物に取り掛かりますが、よくなければもう少し待つことになります。

最初から骨との結合状態がよければ3か月から半年くらいで上物に取り掛かります。

骨のかたさ、骨のボリュームに問題なければ事前に繊細に準備をしないといけませんが、全身麻酔が必要な治療ではありません。抜歯と同じく局所麻酔で行いますし、インプラント一本の設置であれば麻酔や術後の経過観察の時間を除けば30分くらいで済むことが多いです。

難しい抜歯と易しいインプラント、いろいろあります。

抜歯でも骨の中に完全に埋もれている場合など難しいケースもあります。インプラントも骨の無い場合など難しいケースがあります。

抜歯もインプラントも難しい、易しいがあるのです。インプラントの治療は今では特別な治療ではないと思っていただいてよいかと思います。

 

宇治市 歯医者 implant plus abutment なかむら歯科医院

歯の黒いところは自分の歯ですか

2022年12月29日

予約をお取りする際に何が気になっていらっしゃるかお聞きするのですが、黒くなっている、とおっしゃる中には実は虫歯でない場合も多くあります。

詰め物の劣化もあります

先のコラムにも記載しましたが、白い詰め物を随分前に治療し詰めている場合、材料そのものの経年劣化で色が少しずつ茶色くなっていきます。健全な歯質に比べると色が違いますからそのように思われるのは無理もありません。気になるようであれば材料を削って新たに詰め治すことになります。詰め物全体の色の劣化ですから元の材料を全て取って詰め治すことになります。

詰め物との段差もあります

同じく白い材料で詰めた場合、その材料と自分の健全な歯質との境目に段差がついて茶色い線が歯の表面に現れることがあります。段差をなくすようにフラットに削っていけばよいのですが、その部位が凹んでいる場合には詰め治す必要があります。凹んでいなければ比較的簡単に改善します。

金属の詰め物が透けていることもあります。

金属の詰め物がしてある場合、残っている自分の歯が薄いと金属が透けて黒く見えることがあります。虫歯のことも考えられますから診断が必要ですが、虫歯でなければ白い詰め物か、被せ物にするかなどしないと改善しません。金属が透けるくらいに歯質が薄いので白い詰め物でやりかえても歯が欠けてくる可能性が高いですから、被せ物にした方がよいと思います。

神経の無い歯は茶色くなっていきます

神経を取っている歯は経年的に茶色くなっていきます。神経を除去するとその時に赤血球が根の中に少なからず残留します。その赤血球が酸化していき歯自体が少しずつ茶色くなっていくのです。被せ物をせずに詰め物がしてあると歯の色が特に際立ちます。被せ物をしてあっても歯茎が下がると根っこの部分が出てきて、そこが茶色く見えます。この場合、やはり歯を削って被せ物をしていくことになります。

神経を取ってからの期間などにもよりますが、歯の根っこの中に根管漂白用の薬を入れて神経のない歯を白くすることができることがあります。一般的なホワイトニングではありません。ホワイトニングは神経のある歯の自分の歯の部分だけに作用します。詰め物の部分は白くはなりません。なるべく歯を削らずに白くすることを検討してみてもよいとおもいます。但し根管内の漂白もホワイトニングと同じく保険外診療となります。

奥歯の溝の黒い筋はどうしようか

奥歯の歯の溝が黒くなっているとおっしゃることがあります。この場合は虫歯のこともあります。ダイアグノデントという診断機器などを用いてその深さを調べます。黒くても深くない場合には前回に記載したように経過観察していきます。虫歯の進行が停止していれば積極的に治療しなくてもよいですし、必要ならば虫歯の進行止めの薬剤を用います。進行止めの薬は銀の成分が入っているので黒くなりますが。黒いところが黒くなっても変化はありません。進行が止まれば削らなくてよいのです。前歯と違って見た目をさほど気にしなくてよいからです。でもやっぱり黒いのが気になるということであれば削って詰めればよいですが、可能ならあまり削らずに済ませたいと思っています。

いずれにしても定期健診で経過観察を続けていくことがとても大切です。

宇治市 歯医者 初期う蝕 なかむら歯科医院

歯の黒いのは気になりますよね

2022年12月22日

診療の予約をお受けするときに、気になっている点、痛みの有無、などをお聞きするのですが、痛みはないが歯が黒くなっているのが気になるので見て欲しい、という旨をお聞きすることがよくあります。

初期う蝕かも

虫歯の初期は痛みがありません。エナメル質というところに限局している場合には歯の神経と直接つながっていないからです。前歯の表面ならよくみればわかるかな、というほどで、歯と歯の間や内側にあると自分ではほとんど見えないと思います。奥歯であればなおのことご自身ではわからないと思います。C1といわれる状態です。
それくらいですから、治療する側の私も対応に苦慮します。
虫歯にたどり着くまでの健全な歯質を削合しなければならないからです。取り切るべき虫歯の量と比べて健全な部分の方を削ることが多いと本末転倒ではないか、と考えるのです。
北欧では初期う蝕の場合、経過観察をして必要になればその時治療に介入するというスタンスです。虫歯の進行が停止することもあるからです。レントゲン撮影やその方の持つう蝕抵抗性や年齢、定期的な受診に応じていただけるかどうか、私の臨床経験なども加味して経過観察にするか、治療に踏み切るかを私の判断基準にしています。
ですからC1程度であれば必ず治療、ということにはしていません。

どうしても白くしたいですか

虫歯を取り除いた後に詰め物をしていくことになります。前歯はほとんど白い詰め物で埋めていくことになります。平たく言えばプラスティック系の合成樹脂なのですが、経年的に劣化していきます。簡単に言えば少しずつ色が茶色くなっていきます。白く詰めることのできる材料は今のところ種類はあれど大きな範疇ではこれしかありません。ですから前歯の治療はなるべく避けたいのです。どうしても必要な場合には内側から虫歯を取っていき表側のご自身の歯をなるべく残すように診療しています。そうすることで歯の色が自然に近い状態で過ごしていけるのです。

経過観察は必ずチェックが必要ですよ

初期う蝕が見つかったら、歯を削らなくてもよいように定期健診にきていただくことが重要です。それだけでなくご自身によるケアも重要です。歯と歯の間の虫歯に関しては歯ブラシの他、補助的清掃具である歯間ブラシやフロスを使っていただきたいです。その清掃具に当院で販売している、歯間ジェル、という高濃度のフッ素が配合されているジェルをつけていただくとよいと思います。
歯と歯茎の境目近くの部分がC1、あるいは周りの歯に比べて白くなりすぎている場合には通常の歯ブラシに加えて、当院で販売されている、MIペースト、を歯ブラシ後にその部分に塗り付けるようにしてもらうとよいです。歯にミネラルを供給し歯質の強化につながります。
経過観察する小さな虫歯には経過を見るだけでなく充分なケアが必要です。
宇治市 歯医者 歯間ジェル なかむら歯科医院

口臭はみんなあります

2022年12月15日

口臭を気にされて来院されることがあります。口臭の原因には何があるでしょうか。

生理的な口臭があります

問題の無い口臭があります。それは生理的口臭といわれるものです。
それは誰にでもあるものです。
起床時の口臭
空腹時の口臭
口腔内の乾燥時の口臭
ニンニク臭、ネギ臭、アルコール臭などの呼気臭
などはいわゆる口臭に含まれません。ですからそれは気にしなくてよいものです。
あと思春期性の口臭もあります。
日中は唾液の分泌が盛んなのですが、就寝中は唾液の分泌がありません。そのため細菌が繁殖し口臭の原因となる物質が産生されます。そういうこともありますから就寝前の念入りな歯ブラシは口臭だけでなく、歯周病、虫歯の予防の観点からも大切なのです。
ですから朝の歯ブラシ、水分摂取で口臭は収まります。
口呼吸の習慣があるとそれで口臭も起こります。癖や習慣、歯並び、鼻炎などでも口呼吸になりがちです。お子さんの口は開いていませんか。思春期性の口臭は口呼吸するのを止め、歯ブラシをしっかり習慣づけて歯垢を落とすことで対処できると思います。
ストレスによってでも口が乾燥して、その乾燥が原因で口臭が発生することもあります。
仕事などが原因であるとそれをすべて取り除くことはできないでしょうから、口の中を潤すように水分補給に努めるなどで対応していただくほかにはないです。

思い込んでいませんか

人に言われたわけではないのに自分で口臭と思い込んでいることがあります。おそらくどなたかに過去に言われたことがあったのだろうと思われます。それがどこか頭の片隅に残っていて、気にし続けているのだろうと思います。診療中にお口の近くに顔を近づけても臭いはしません。
それでも気になる場合には呼気を測定して口臭の原因とされる3大物質、硫化水素、メチルメルカブタン、ジメチルメルサルファイドを測定できる機器がありますからそれを常置している施設で測定、検査していただき確認していただければと思います。そうすることで自信を取り戻せるのではないでしょうか。

歯垢の除去できていない状態

いわゆる歯周病の方は上手く歯垢が除去できず、歯に歯垢がべったりと付着しその状態が続くと歯垢のにおいが口臭の原因になります。この場合は歯垢独特のにおいがします。
歯ブラシだけでなく、補助的清掃具フロスや歯間ブラシなども用いて歯垢の除去に努めれば口臭は減少していきます。今までしていない習慣を取り入れるのですから難しくはありますが、口臭と歯周病の予防をすることになりますから、気長に地道に続けていきましょう。
家族の方も長い目で見てあげてください。
それとともに舌の上の清掃も週に一度くらいはしてください。専用の舌ブラシもありますから是非用いてみてください。

内臓の病気

口は鼻、食道、胃とつながっています。歯の治療をしても口臭が治らない場合には他の臓器に原因があるかもしれません。
糖尿病
尿毒症
肝硬変、肝癌
などが代表的な疾患です。そのような場合には内科受診していただき、検査するのもよいと考えます。

宇治市 歯医者 舌ブラシ なかむら歯科医院 宇治市 歯医者 舌ブラシ2 なかむら歯科医院

使わなくなった義歯は捨てないで!

2022年12月8日

義歯に何か不具合があった場合に義歯を新しく作成することはよくあります。新しい義歯が慣れるまでそれまでの義歯を保管し、新しい義歯を問題なく使えるようになったら前の義歯を処分していただくのが通例です。

訪問診療の現場では

団塊の世代が順次後期高齢者にせり上がっていく状況を鑑み、診療の合間に訪問診療の勉強を少しづつ行っています。現在訪問診療を行っていらっしゃる歯科医師から実情をお聞きすると、訪問診療では診療所内と同じように診療することはできないと推察します。ポータブルの診療器具、歯を削ったりする道具、レントゲン撮影する道具などはあります。

オーラルフレイルといってお口自体の老化が進んでいて、長く口を開けてられない、口の中に水を出すと溜めてられない、誤嚥、誤飲してむせてしまう、など直接口腔内の処置をすることが難しくなっていることが多いのです。

新しい義歯はなじみにくいです

患者さんの診療を受ける姿勢の問題もあります。ちゃんと起きれて背筋がピンと張ってくれるのであればよいのですが、腰が曲がって前傾姿勢になったり、ベットの上でほぼ寝たような状態で診療することはとても困難です。診療所の治療台は寝た状態になりますが、頭の上側に施術者が陣取りするので診療ができます。寝具用や病院のベットではそのような位置に陣取りできないのです。型取りされた方は何となくお分かりと思いますが、型取りの材料が喉の奥に垂れていくような経験をされたことはないでしょうか。それを舌などで奥に行かせないように自然とするのですが、オーラルフレイルといって舌などの機能も低下していますから誤嚥してしまう危険性があります。また上下の噛み合わせを決めないと義歯は作れません。歯が多く残っていれば比較的上下の関係は想定しやすいのですが、ほとんど歯が残っていない場合には、通常の診療でも決めることは難しいです。どの位置が正しいかを決めることが訪問診療だともっと難しいです。ですから訪問診療で新たに義歯を作るのはとても難しいことなのです。特に歯の少ない場合には。

老後に備えて使わなくなった義歯は保管しましょう。

使わなくなった義歯があると新たに作ることなく、うまく行けば義歯修理で対応することができます。型取りしなくてはならないとなっても局部的な型取りで済むかもしれません。これだと負担も少なくて済みます。ですから以前使っていた義歯があるととても助かります。ただし長期にわたり乾燥状態だとよくありません。水に漬けるか、湿った状態で保管してください。一週間くらいで水の交換や義歯の清掃をしないと水が淀んでカビだらけになってしまうかもしれません。手間がかかりますが、上手く管理してください。後々のためです。

親知らずが生えてきた!

2022年12月1日

親知らずが生えてきたので見て欲しい、というご予約をお受けすることがあります。

以前よりお越しになっていて、年齢を考えるとまだ親知らずではないと思うことがあります。小学生高学年、中学生くらいであれば親知らずの一本手前、第二大臼歯が生えてきている可能性があります。生えてくるときの状態は親知らずも、第二大臼歯もそう変わりませんから、診察させていただいて処置、投薬させていただきます。

成人して、しばらく経ってから生えてくることもあります。

多くの場合若年期が萌出しようとする力がありますから、その時期を過ぎると生えてこないことが多いのですが、50近くになって生えてくる方もいます。これは噛む面に垂直方向に歯が向いている場合であって、横や斜めに生えている方は、手前の第二大臼歯に親知らずの一部がぶつかるので、それ以上生えることがありません。親知らずの一部だけが口腔内に見えている場合、歯ぐきが腫れやすい状態になっています。

歯ぐきの腫れが何度も繰り返す場合には抜歯した方がよいでしょう。

斜めに生えていたり、真横を向いている場合は神経との兼ね合いがあって口腔外科で抜歯していただく方がよいことが多いです。通常は年齢が高くなると歯と骨が癒着していくことが多いので難抜歯になることが多いのですが、50を過ぎても真っすぐ生えていて、それも少しづつ生えてきているということであれば抜歯するのも意外と困難でないかもしれません。ただしそれは上あごであって、下あごは難しいと思います。下あごは上あごに比べて骨が硬く、通常の抜歯でも下あごの方が抜きにくいのです。噛み合わせに参加していないのであれば抜歯をお勧めします。親知らずが生えない人もいます。

親知らずが生まれつき全く無い人は100人のうち5人程度です。

周囲に親知らずが生えていない人がもっといるように感じている方がほとんどだと思います。実は親知らずがあるのに、噛める位置まで生えない人がたくさんいます。先程も少し記載しましたが、生える方向や位置が少しでもずれると、骨の中や歯ぐきの中で止まってしまうことが多いからです。歯科医院でエックス線写真を撮ると、実は親知らずがありました、知らなかった、という方がいらっしゃるのではないでしょうか。中には生えていないのに親知らずが痛くなって、抜いた方がよいと言われた方もおられると思います。見た目だけでは親知らずがあるかないかはわかりません。私の親知らずはどうなっているんだろう、抜かなくても大丈夫かな、と思われた方はご相談ください。

歯をぶつけた!どうしよう

2022年11月24日

学校からの電話はご用心

たまに学校から連絡があり、ぶつけて歯がぐらついているので見て欲しい、という電話連絡が入ることがあります。当院に定期的に通院されていれば、お名前でお口の状態が頭に浮かびます。来院歴がない時はまず学年を聞きます。小学校低学年であれば乳歯が元から揺れている場合もありますし、永久歯であれば歯がどの程度揺れているのか、半分飛び出ているのか、めり込んでいるのか、欠けているのか、固定できそうか、口腔外科へ送らないといけないか、それぞれに対して処置できるよう準備します。
乳歯で、ほとんど根っこが吸収している場合は歯の永久歯への交換時期ですから、よほどでなければ経過観察することがほとんどで、どうしても噛んで痛いなら噛み合わせの調整をします。
永久歯の場合で、前歯が揺れているとなると出っ歯であることが考えられます。
めり込んだり、出たりしたなら元の位置に戻さないといけませんが、それくらいだと出血もあり麻酔も難しく口腔外科へ紹介状をお書きして行ってもらうことになります。
欠けている場合でも、少しなのか、大きく欠けているのか、神経が出ているのか、出そうなくらいなのか、欠けたのはあるのか無いのかにもより処置は変わります。
できるだけ神経を残すように努めますが、思ったようにならないこともあります。
ぶつけて揺れていても、固定が必要な場合、そうでない場合があります。健常な歯と比べて揺れがきつかったり、食事がつらいそうなら固定します。その後約一か月くらいで固定はやめます。ずっと松葉杖という訳にはいきません。自然に戻さなくてはなりません。

予防できるの?

出っ歯、あるいは出っ歯傾向であることが多いので、小さいうちにそのように感じたり、学校検診などで指摘されたら治療に
取り組まれる方がよいと思います。小学校の学校歯科医も拝命していますが意外とそう思わせる子供たちは多いです。
小学校の時期は永久歯と乳歯が混在していますから、いわゆる本格矯正には向かないと思います。例外は受け口ですがそれは遺伝的傾向のある方になります。
出っ歯は上あごが前に出ている、下あごが引っ込んでいる、あるいはその両方のいずれかです。上あごが出ている場合はその成長を抑制する必要があります。難しいケースです。
それ以外の場合、小学生低学年までであれば夜間に使用するとり外しの矯正装置を適応症であるかどうかを診断した上で導入するのがよいと考えています。

上あごと下あごの関係を良くするのが唯一無二の予防

取り外しの装置は歯を並べる装置ではなく、上あごと下あごの前後関係を正常にするものです。多少の歯のガタガタもよくなりますが本来の目的ではありません。
装置を用いることで唇が閉じて歯が前に出ることを防ぎ、上の前歯だけが突出することもありません。顔貌も改善し鼻呼吸にも一役買います。この装置は成長の見込める時期だけに使えます。
上下の顎の関係を改善し、歯の外傷の予防にもなります。期間限定にはなりますが適応症であれば是非検討する価値のある治療法だと思います。

診療スケジュール

当院へのお電話からの問い合わせは0774-41-3461へ

診療時間
9:00〜13:00
15:00〜19:00
▲※
▲※
●※
/
日・祝
/
/
休診日 / 土曜午後・日・祝日
●※ 土曜日 8:00-13:00
▲※ 休日ある週は木曜日午前午後診療します。
お問い合わせはこちら
なかむら歯科医院
画像のタイトル
フッターオファー
© なかむら歯科医院