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セカンドオピニオン

セカンドオピニオンとは

セカンドオピニオンとは
※治療されていた医院へのご不満や見解をお聞きするのがセカンドオピニオンではありません。予めご了承ください。

治療のゴールは同じでも、医師によって考え方や、治療方針、治療方法は違います。
例えば矯正治療でも米国と欧州では異なりますし、大学間でも教授の考え方に違いがありますから同じ治療ということはありません。
例えば白い詰め物の材料は一つだけではなく、メーカーの数だけ種類があります。どれを選ぶかは医師の裁量に任されています。治療に用いる材料でさえそうなのですから、診療所間で治療に違いがあることを知っておかなければいけません。

保険の制度には、セカンドオピニオンという項目はありません。保険外になります。予約の際に「セカンドオピニオンを求めたい」という旨をはっきり伝えていただけますと助かります。それまでの治療経緯などをお聞きし、前向きなお話をさせていただきます。

レントゲン写真や口腔内診査した上で、私の知識、経験、技術を基にしたお話をします。その方にとってのベストではないかもしれません。あくまでも一つの参考意見としてご認識ください。
他の医院のセカンドオピニオンを更に検討するのも一手です。1つより2つ、2つより3つ、判断材料を多くして、今後どうするかを決めるとよいでしょう。

下記に意見を求められる例を記載しました。ご連絡いただく前の検討材料にしてください。

セカンドオピニオンのQ&A

保険治療で歯科の全部の治療はできないのですか?

保険治療は、日本人が受けられる「最低限」の治療です。治療には制限があります。国から決められている最低限の材料と、患者様1人に対しての治療時間の制限です。
全国一律で歯の治療を安価で受けられるために、お金がなくて治療を受けられないという不安を抱えて、健康に不利益な状態を危惧せずに生活できる保障を国が確保してくれています。保険でよい治療もあります。早い段階で虫歯が見つかれば、1回で治療は終わり、定期的に歯石をとることで歯周病予防ができます。

保険治療以外を勧められたが保険の治療は無理なのですか?

今の日本の財政では“最新医療=費用がかかる医療”を国民が受ける事は不可能です。
「体にいい材料」「成功率の良い材料」「綺麗に仕上がる材料」がその方、その状況、その部位にとって良い場合に選択肢としてお話することがあります。保険診療を希望されるならはっきりお断りされるとよいでしょう。最新の費用がかかる治療は自己負担になります。

保険で白くできませんか?

保険で認められている白い詰め物、被せ物もあります。ただし部位により適応できません。噛みしめの強い方だと保険の白いものでは強度が足らず壊れてしまいます。保険では短期間でのやり直しは認められておらず、銀歯でやり直しても保険は適応できません。自費治療でやり直しになります。保険では強度が必要な場合銀歯を選択することになります。

入れ歯にしたくないが、ブリッジはできないと言われました。どうしても無理ですか?

一番後ろの歯とその前の歯の2本の奥歯が無いとブリッジにすることはできません。また連続して2本以上歯が失われている場合、ブリッジにすると土台になる歯がグラついたり、 割れたりして早期に悪くなるのでお勧めしません。出来たとしても、残っている歯を長く持たせたいならブリッジは可能な限り避けた方がよいでしょう。固定式にするのなら(条件が合えば)インプラントを選択されるとよいでしょう。

インプラントしたいが出来ないと言われた。どうしてもできませんか?

安全に、長持ちするインプラントをするには埋め込むだけの骨のボリュームが必要です。無ければ人工の骨を使って骨を増やすところから始めなければなりません。大掛かりな術前の外科処置が必要です。歯周病リスクの高い方、タバコを吸われる方はインプラントを支える骨が失われやすいので、費用をかけてもインプラントが早期に脱落してしまう可能性がかなり高いです。

歯が破折しているので抜歯と言われました。現在症状がなく、歯を抜きたくありません。抜かずにすみませんか?

基本的に歯の破折は抜歯です。しかし、割れ方や、割れている場所によって残せる可能性はあります。
破折している歯を長く残しておくとその周りの骨が少しづつ失われるので、抜歯になった後の骨の再生はほぼされません。

歯周病で歯を抜くと言われた。歯を抜きたくありません。そのままではだめですか?

プラークコントロール、徹底的な歯石の除去で歯のぐらつきがマシになることがあります。揺れが止まれば抜かなくてもよいかもしれません。歯が上下に揺れていて、噛むと痛い場合には歯を支える骨がほとんど失われています。骨が再生されることはないので抜歯された方がよいでしょう。

定期健診に行っているのに、虫歯ができるのはなぜですか?

噛みしめが強いと微小な亀裂が入り、そこをきっかけに虫歯になることがよくあります。詰め物との境目はどうしてもマイクロギャップが出来て歯垢の除去ができず虫歯になりやすいです。歯間ブラシやフロスを励行しましょう。金属の中はレントゲン撮影しても虫歯は確認できないので難しいところです。

治療しても歯周病が治りません。どうしてですか?

歯周病菌は沢山あって構成比も人それぞれです。歯周病菌の中でも悪性度に差があります。悪性度の高いものが多ければなかなかよくなりません。一時的に抗生剤を使う場合もありますが効果が出るのは服用している期間のみになります。歯周病の根本的な治療方法はご自身による徹底的な歯垢除去です。歯垢除去率100%は極めて困難ですがこれを目指す他ありません。歯周病は完治が難しい病気の一つです。

矯正するのに親知らずを抜かないといけませんか?

治療方針によって歯を後ろに動かさないといけないことがあります。そのとき親知らずがあると、動かすことができません。また親知らずが歯並びを悪くしている可能性がかなり高いです。

矯正するのに親知らず以外の歯を抜かないといけないと言われました。歯を抜かないと矯正できませんか?

歯が全部並ぶだけのスペースがあれば抜く必要はありません。わずかにスペースが足らない場合は顎を拡げることができれば、抜かなくて済むかもしれません。(MSEという外科処置を必要とする装置を使えば上顎の骨を拡げることができます。)かなり歯並びがよくない場合、抜歯せずに治療することは難しいことが多いです。ゴールをどこに設定するかによっても変わりますから診てみないとわかりません。

口元が出ています。矯正治療で下げることはできますか

出来ないことがほとんどです。歯は骨の中でしか動きません。出来てもせいぜい2㎜後ろに動かすことが限度です。それ以上は骨から歯が出てしまします。日本人は下顎が後ろに下がっていることが多く、相対的に上の口元が出ているように見えます。下顎を前に出すことを考えた方がよいです。どうしても上あごを下げたい方は顎の骨を一部切除して後ろへ下げる手術(セットバック)を検討された方がよいでしょう。

矯正治療の期間が長くかかるといわれた。なぜですか?

歯を移動させる量、移動させる方向、上下顎の関係、顎関節の問題の有無、などによって治療期間は変わります。抜歯やIPRなどを組み合わせることで治療期間を短くできる可能性もあるかもしれません。
正直診てみないとわかりません。

何カ月も根管治療をしているが良くならない。医院を変えたら早く終わりますか?

根の中の形態は複雑で通法に従って治療しても思うような結果が出にくいです。細菌の種類によっては炎症がなかなか収まらないですし、歯に見えない亀裂が入っている場合もあり、根管治療の治癒率は元々低いです。症状がある程度改善されたら良し、とする他ないのが実情です。

治療した歯の違和感や痛みが残っている。どうしてですか?

歯科治療は外科処置です。薬で治るのは口内炎などほんの一部です。よくないところを切り取っていると考えてください。術者として大変残念なのですが、後遺症的なものがどうしても残ります。完全に元の通りにはなりません。

神経を取ると言われた。取りたくありません。取らずに治療できませんか?

歯の神経は残した方が良いのですが、虫歯の大きさ、症状などから神経を取った方がその方にとって得られる恩恵が多い場合は取った方がよいでしょう。深い虫歯で何とか神経を残した場合は痛みが出ることがあり、その場合は取った方がよいです。痛みが無くて虫歯が大きい場合、治療方法によって神経を残せると思います。

治療する前は痛くなかったのに治療してから痛くなった。治療しなくてよかったのではないですか?

慢性化している場合は痛みがでないことが多いです。急性化すると痛みます。治療という刺激が引き金になって急性化することがあります。疾病が慢性化しているだけで、元々の疾病があるのです、それを治すため治療を行うのです。細心の注意は払っているのですが、意図せず痛みが出ることが残念ながら少なからずあります。

セラミックを入れて間もないのに壊れた。どうしてですか?

噛み合わせによっては起こり得ます。奥歯に歯が無い状態で、前歯だけで噛んでいると負荷がかかりますよね。いかに硬いとはいえ噛みしめる力は体重分かかる時もありますから割れます。また噛みしめの強い方も負荷がかかって割れることもあります。奥歯の噛み合わせを整え、ナイトガードを使用するような対策をされるとよいでしょう。主治医さんにお聞きください。

作って間もないのに入れ歯が壊れた。そんなことはありますか?

保険診療では材料などに制限があります。噛み合わせの強い方は保険の義歯では強度が足らず割れることはよくあります。天然の歯と同じように使用される方もありますが、あくまでも義理の歯です。同じようなに意識であれば改めてください。
自費診療の金属床を用いることで義歯の破損を防ぐことができます。医療費控除制度を利用できますからご検討ください。

虫歯治療したときに歯が大きく削られた。大きく削り過ぎではないですか?

表層より歯の内部の方が虫歯の進行が速いです。外側に穴が開いていなくても、中で大きく虫歯が進んでいますから、治療するといきなり大きく感じるのです。不必要に大きく削っているわけではありません。慢性的な虫歯の進行では痛みを感じないこともよくあります。
同じ場所の詰め物がよく脱離する。
虫歯でない場合、噛みしめが原因であることが多いです。ナイトガードの使用をお勧めします。詰め物の厚みが薄い場合もあります。接着面積が少ないからです。その場合は接着面積を増やすために深く削ってやり直すとよいでしょう。ただし神経に近づきますから歯が滲みるリスクがあります。

同じ場所の詰め物がよく脱離する。なぜですか?

虫歯でない場合、噛みしめが原因であることが多いです。ナイトガードの使用をお勧めします。詰め物の厚みが薄い場合もあります。接着面積が少ないからです。その場合は接着面積を増やすために深く削ってやり直すとよいでしょう。ただし神経に近づきますから歯が滲みるリスクがあります。

説明なく治療された。

治療された医院とご相談ください。

セラミックが割れて、その都度お金をとられる。

治療された医院とご相談ください。

気になるところと別のところから治療が始まった。

治療された医院とご相談ください。
通い慣れた医院で解決するのであれば、それが一番だと思います。
セカンドオピニオンの前に主治医さんとお話されるとよいでしょう。

費用

セカンドオピニオン 30分5,000円(税込 5,500円)
※当院での治療を前提としません。口腔内診査と30分のお話になります。

診療スケジュール

当院へのお電話からの問い合わせは0774-41-3461へ

診療時間
9:00〜12:30
14:00〜18:00
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日・祝
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休診日 / 木曜・土曜午後・日・祝日
▲※ 土曜日 9:00〜13:00 / 14:00〜17:00
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