電話する

地図

問い合わせ

メニュー
ヘッダーオファー

歯科麻酔をできるだけ痛くなく

2025年6月5日

痛くなかった、と思っていただくために

治療におみえになって、“麻酔しますね”と言われると、やはりあまりいい感じはしませんよね。どちらかと言えば“いやだけどしょうがないね、無いともっと痛いから” 多分そんなイメージではないかと思います。歯科の治療というと昔から、“痛い” “怖い” という印象が伴いがちです。こちらとしてもきちんと治療したいものですから痛くないようにして、ストレスの無いように治療したいと思っています。手前味噌ですが、麻酔後や治療後に、“思ったより痛くなかった” とか “いつ麻酔したんですか?”と比較的よく言っていただきます。

学問を活かした麻酔をしています。

歯科医師は大学で生理学、口腔生理学を学びます。その知識と共に、進歩を遂げる器具器材の特性を組み立てて極力不快症状のない麻酔を心がけています。炎症の状況や個人差などにより100%痛みなく麻酔することはできないのですが、それでも改善していく余地がないかと私は常に考えて診療に取り組んでいます。(他の先生がどのように取り組んでいらっしゃるかはわかりません。悪しからず。)すこしでも痛みを和らいで、歯医者へのハードルをさげることが、治療の上からも予防の上からもとても重要だと考えるからです。残念ながら歯科の病気には放っておいて勝手に治るというものはほとんどありません。(痛みを頑張れば、口内炎は治るかもしれません。)

麻酔の機会を減らすにはまず予防!

進行が止まる虫歯もありますが、基本的に虫歯は少しずつ進行します。虫歯の治療はご存じかもしれませんが、虫歯を取り切って健全な部分のみ残し、失われた部分を詰めることをします。残念ながら失われた部分は再生しません。小さければ小さい方がよいですよね。虫歯がめちゃ大きくなってから治療に取り組むと、神経に近づきますから神経の治療になる可能性が高くなります。また痛みがある時には部位にもよりますが、麻酔が効かないことがほとんどです。きちんとしてホームケアの方法を教わって、定期的に検査を受けて虫歯の管理をし、それでも小さな虫歯ができてしまったら、早期治療で済ませる。そうすることが麻酔のイメージから脱却できる第一歩ではないでしょうか。

予防歯科のページ

痛いから行きたくない、ではなくて、、

虫歯に限らず受診が遅くなると病状は重くなり、歯を救えないケースが増えます。悪くなったら行けばよいと考える方は特にその傾向にあります。認識が変わらない限り、残念ですが将来を見越して歯を残すということよりもしっかりしているものだけを残し、口腔全体の管理がしやすい義歯にソフトランディングすることを渡しは考えます。定期健診に気が重くて通えないと、予防の効果も思うように上がりません。健診では麻酔することはありませんからご安心ください。

口の中はとっても繊細なんです。

口の中は刺激に対してとても敏感です。体の中でも特に多くの神経が集まる鋭敏な場所です。髪の毛一本、毛糸の細い線維が口の中にあるだけで気になって仕方ないほど繊細です。口の周りを通る三叉神経は脳から出る神経の中で一番太い神経です。口という狭い範囲にこの太い神経から枝分かれした神経がビッシリと分布しています。しかも脳に近いので小さな刺激もピーンと強く響きます。こうした領域を扱うのが歯科ですから、ストレスを与えないように工夫しています。歯、粘膜、顎の骨など様々な組織を含む領域を対象としているので、実はお医者さんの皮下麻酔よりも随分不利な条件下で麻酔を効かさなければなりません。

歯科の麻酔が独特な理由

眼に近い場所だけにドキドキしやすい

緊張のためにより強く痛みを感じやすい

骨の中に歯があるので、歯の神経まで麻酔が届きにくい

歯茎と骨の間に麻酔薬を入れていくので、薬液による圧迫感で痛みや違和感が出やすい。

痛みに鋭敏な口腔なので気を配って麻酔するようにしています。

歯科麻酔の種類について

表面麻酔

局所麻酔の一種で、塗るタイプのものです。歯茎に塗ってその表面を麻痺させて痛みを消失させます。歯そのものの痛みを消すことはできません。麻酔針の、ちくっとした痛みを消すことが出来、麻酔薬注入した時のズーンとした違和感を和らげる効果があるとされています。歯茎が乾いた状態でないと効果は発揮されません。麻酔するほどではないけれど、という場合私はグラグラの抜けかけの乳歯を抜く時や、歯のかけらを取り除く時などに表面麻酔を用いて処置しています。的確に効果を出したい時には不向きです。

宇治市 歯医者 surface ane なかむら歯科医院

浸潤麻酔

いわゆる歯医者の麻酔、私たちのいう麻酔です。麻酔させたい箇所に近い歯茎から麻酔薬を注入していきます。虫歯治療から抜歯、インプラントまで幅広くほとんどの場面で登場します。注入された麻酔薬は歯を支えている骨に滲み込んでいき、薬液が歯の神経に届いてようやく効き目がでます。骨の表面は硬く、内部は海綿骨という、粗い軽石のような骨になっています。表面は滲み込みにくく、中に入れば滲み込みやすいという構造になっています。ですからピンポイントというより、2~3歯の範囲に効いてきます。奥歯の治療でも唇あたりまで痺れるのはこういう解剖的、薬理的な理由があるからなのです。

浸潤麻酔の注意点

歯槽骨と呼ばれる骨の表面がガッチリ厚い人には麻酔が効きにくいです。骨が厚くて麻酔薬が中に浸透しにくいのです。男性で頑健な身体でエラの張った方は特にその傾向が強く、炎症があればなおのこと効かないことが多いです。そうは言っても、効かせようとするために麻酔薬を入れるために注入圧を他の方よりかけないといけないこともあり、圧迫痛が出ることもあります。お顔をみているとわかりますのでご安心ください。

宇治市 歯医者 ane なかむら歯科医院

歯根膜麻酔

浸潤麻酔がなかなか効かないときに用います。歯と骨を繋いでいる靭帯である歯根膜に麻酔します。わかりやすく言うと歯周ポケットの奥深くに麻酔します。浸潤麻酔が効かない時に用います。滲み込むのを阻む組織がないので比較的効果が早くでますが、歯周炎があると却って炎症がきつくなったりしますから、よほどの時にだけ用いる方法です。浸潤麻酔では痛みのコントロールができない場合に用いています。

伝達麻酔

歯の近くの枝分かれした神経に麻酔を効かせるのではなく、より頭に近い枝分かれする前の口の奥にある三叉神経に麻酔します。大元を麻酔するので広範囲に麻酔が効きます。時間も浸潤麻酔に比べて長く奏功します。下顎にもちいるのですが、下顎の片側全体に麻酔が効く、といった感じです。舌、唇なども。奥深くに麻酔針をしていきますので、筋肉や靭帯を傷つけることがあったり、口がしばらく開けづらかったりすることもあります。親知らずの治療や局所の炎症がきついときに用いることがあります。私自身はこの変法を用いることもありますが、それでもあまり用いることはしません。それは麻酔針のコントロールがなかなか難しいところにあります。親知らずの治療では、舌神経などの走行も精査、検討しなければなりませんから、口腔外科での加療を勧めています。

妊婦さんの麻酔

他の薬と同様妊娠3カ月までは麻酔薬の使用は避けた方がよいでしょう。歯が痛くて食事ができない、寝れない、熱が出たなど、治療を優先した方がよいケースもあります。(赤ちゃんにとってよくないと考えられる場合には、妊婦さんが栄養を摂ってゆっくり休めることを優先します。)産科さんとお話をされた上で、治療のメリットデメリットを検討し、必要なら治療をします。麻酔薬には血管収縮薬が含まれているので、出産が近い時期に麻酔薬を用いると、子宮を収縮させてしまう可能性があります。余程の緊急時でない限り妊娠期の治療は控えた方が良いと私は考えています。

宇治市 歯医者 pregnant_woman_tbi なかむら歯科医院

マタニティー歯科のページへ

<< 前のページに戻る

診療スケジュール

当院へのお電話からの問い合わせは0774-41-3461へ

診療時間
9:00〜12:30
14:00〜18:00
/
/
▲※
▲※
日・祝
/
/
休診日 / 木曜・土曜午後・日・祝日
▲※ 土曜日 9:00〜13:00 / 14:00〜17:00
お問い合わせはこちら
なかむら歯科医院

画像のタイトル

フッターオファー
© なかむら歯科医院