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足に問題があると,口にも問題があります。 - 京都府宇治市の歯医者「なかむら歯科医院」新田駅、大久保駅近く、駐車場完備

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足に問題があると,口にも問題があります。

2025年6月19日

不正咬合と足には意外な関係がありますと書くと、そんなわけないでしょう、と思われると思います。それはそうです。場所が全然違いますからね。でも噛み合わせや歯並びが悪いと、体全体のバランスや姿勢に影響を及ぼし、それが足や歩行にまで影響を与えることがあるのです。

姿勢への影響

噛み合わせが悪いと顎の位置がズレます。そうすると頭の位置もズレます。体は頭の位置を正そうとして首や背骨を使ってバランスを保とうとします。左右対称、前後のバランスを保つのに不均等な筋肉の使い方、背骨のズレを招いてしまいます。これが全身の姿勢に影響を与え、腰や膝、足にまで負担をかけること理由になるのです。

噛み合わせが悪いと頭が傾く

体を水平方向に輪切りにしたとしましょう。この時の歯の噛み合わせている点を繋げると面になります。これを我々は咬合平面と言います。噛み合わせが悪かったり、片方の歯ばかりで噛む癖がついていると、左右の噛み合わせの高さに差が出ます。そうすると咬合平面、つまり頭が噛み合わせの低い方に傾いて地面に平行でなくなります。(噛み合わせの高さが低い方に頭が傾きます。)当然両目を繋いだ面も傾きます。人間は目線が傾いたままではいられません。歩行も困難になってきます。身体のバランス感覚が、無意識のうちに目線を戻そうとして姿勢が悪くなってしまうのです。(目線を平行にするために首や肩の筋肉、頸椎を使って真っすぐにしようとします。)こうして筋肉の使われ方に左右差が出て、頸椎にズレが出ます。

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筋肉のバランスの崩れが肩こり、腰痛の原因になる

このように咬み合わせがズレることで、口やその周囲の筋肉(咀嚼筋、首の筋肉、肩の筋肉)が首や肩の筋肉がバランスを取ろうとして左右前後不均衡になります。常にどちらか一方が緊張した状態が続きます。この筋肉のバランスの乱れが、頭の傾きや姿勢の悪化を引き起こします。今更ですが体は全部つながっています。骨も関節を通して頭蓋から指まで。頸椎の傾きを正すために胸椎が傾きます。胸椎の傾きを修正するために腰椎が傾き、それを修正するために骨盤が傾きます。骨盤が傾くと足の長さで左右差が出ます。その左右差を正さないと直立できません。骨は単独で動くことはできません。筋肉を使いますがその筋肉の使い方がバランスを欠き慢性的に続くので腰痛の原因になります。肩こりも同じメカニズムといえます。

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咬合平面の傾きは顎関節の変形を招く

歯並びの悪さや不正咬合でも起こるのですが、咬合平面が傾きは左右どちらかの噛み癖でも起こります。そうすると顎関節に負担がかかります。本来顎関節は親指のように丸みを帯びた形をしていますが、細くなったり鋭利な形に変形していきます。下顎が後方へ押し込まれることで呼吸しづらくなります。舌の位置も後ろにいくので気道が狭くなります。呼吸のため、気道確保のため下顎を前方にもっていこうとするので、ストレートネックになります。頸椎は横から見ると本来、少し傾斜のある傾きをしています。臭いを嗅ぐときに顎を突き出しますよね。そんな姿勢です。頚椎の歪みは背骨全体に影響を与え猫背などの原因になります

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筋肉はつながっている

全身の筋肉はつながっています。その概念を簡単にお話します。口周囲の筋肉の使い方の歪が全身に及ぶという概念です。難しければ飛ばしてくださいね。

ディープフロントライン(Deep Front Line, 通称DFL)

アナトミー・トレイン(Anatomy Trains)という筋・筋膜のつながりの概念の一つで、体の中心の深部を縦に走る筋膜のつながりのことです。正しい姿勢の維持や安定性に重要な役割を果たします。関係する筋肉・組織は下から、後脛骨筋(こうけいこつきん)、長趾屈筋(ちょうしくっきん)、腸腰筋(ちょうようきん)内転筋群、骨盤底筋、横隔膜(おうかくまく)、腹横筋(ふくおうきん)、頚長筋(けいちょうきん)、斜角筋(しゃかくきん)、舌骨筋(ぜっこつきん)になります。

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ディープフロントラインと姿勢・不調の関係

かみ合わせによるズレを正そうとして頸部の筋肉が緊張していると、肩こりを引き起こしたり、腸腰筋や骨盤底筋の働きが低下すると、骨盤の安定が失われ腰痛を引き起こしたりします。ディープフロントラインが弱まると、頭が前に出る姿勢になりやすく、猫背やストレートネックを招きます。

バックフロントライン(Back Functional Line, BFL)

こちらもアナトミー・トレイン(Anatomy Trains)の概念の一つで、背面を斜めに交差する筋膜のラインを指します。体の背面を斜めに走る筋膜のつながりで、主に上半身と下半身を連動させる役割を持っています。実は日常の動作にも重要な影響を与えます。広背筋(こうはいきん)、大臀筋(だいでんきん)、腰背筋膜(ようはいきんまく)、ハムストリングス(特に大腿二頭筋)左上半身と右下半身、右上半身と左下半身を交差する形でつないでいます。バックフロントラインも筋肉のバランスが悪くなると体幹が安定せず、猫背や反り腰になりやすく、また腰痛の原因にもなります。骨盤の左右差や歩行のバランスが崩れる原因になります。

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足への影響

ちょっと難しかったかもしれませんが、全身の筋肉はつながっているので、首や肩が緊張すると、その負担が脊椎に波及し、猫背や反り腰のような姿勢異常を引き起こします。また骨盤が前後や左右に傾くことで、下半身の筋肉や関節に影響が及びのです。骨盤のズレがあると、片方の脚が短く感じたり、歩行の際に足への体重のかかり方が左右非対称になります。結果として、足裏のアーチ(縦アーチや横アーチ)が崩れ、扁平足や足底筋膜炎、外反母趾などの問題を引き起こします。この筋肉の緊張が足や脚の筋肉にも影響を与え、歩き方や足の痛み、さらには扁平足や外反母趾などの足の問題に繋がることがあります。当然歩行パターンが変化することがあります。不自然な歩き方が続くと、足裏や膝、股関節に負担がかかることになりますし、足の使い方や体重のかかり方が偏り、足の疲れや痛みを引き起こすことがあります。

不正咬合の改善と共に、間違った使い方になっている筋肉を改善していくことが必要

改善方法としてまず咬合平面の修正を含めた噛み合わせを矯正治療により正し、頭部のバランスを整えます。根本の治療をすることで筋肉バランスが改善されますから、姿勢や足、全身への負担を軽減できます。間違った筋肉の使い方をリセットするために体全体の整体や理学療法を併用するのも効果的です。整体だけでは良くないです。一時良くなっても、根本の改善がなされていないのですぐ元に戻ってしまいます。全身の筋肉を強化し、柔軟性を高める(ストレッチ)ことで、不正咬合の影響による体の負担を軽減します。足の状態を確認し、適切な靴やインソールを使用することで、足の負担を軽減していくフットケアも大切です。

マウスピース矯正のページ

小児マウスピース矯正のページ

矯正治療のページ

小児口腔育成のページ

足の症状が出ている時は口に問題があるかもしれません。

今まで述べてきたように自覚症状はなくても口の問題が足に出ていることがあります。

足裏の痛み(足底筋膜炎)

不正咬合による体重のかかり方の偏りが足裏に過剰な負担をかけ、炎症を引き起こします。

扁平足

姿勢の歪みが足裏のアーチを崩し、長期的には扁平足になることがあります。

浮指

浮指(うきゆび)は、足の指先が地面にしっかり接地せず、宙に浮いた状態です。

外反母趾

体重のかかり方が一部に集中することで、親指に圧力がかかり、変形が進む可能性があります。

O脚 X脚

骨盤の歪みかもしれません。

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扁平足や浮指、体幹エクササイズ、靴選びについてはまたの機会に。

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