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お口の健康を守るために生活習慣病の予防が必要です

2025年7月17日

健康に生きることは私たちすべての願いです。

生活習慣の改善をし、ライフステージに応じた健やかな生活を送りたいものです。健康寿命を延伸するために、生活習慣病発症の予防と重症化予防にしっかり取り組むことが必要です。歯と口の健康はこれらを実現するための基礎部分になります。がん、循環器疾患、糖尿病、生活習慣病、の予防には小児期から生活習慣を見直し改善していくことが効果的です。当たり前と言えば当たり前ですけれど。

宇治市 歯医者 oral health なかむら歯科医院

美味しく食べる

歯と口の健康は、食べることとコミュニケーションを良好に保つために重要で、生活の質を向上させるのに大きく寄与しています。健全な口腔機能を生涯にわたり維持できるように歯周病予防、虫歯予防を行うことがとても大切です。死ぬまで予防できるところは予防して、自分の歯で美味しく食事できるようにしましょう、ということです。

虫歯治療のページ

歯周病治療のページ

健康長寿には、歯と口の健康が重要です。

日本人の平均寿命は約85歳(およそ 男性81 女性88  2015)を超え、男性の4人に1人、女性の2人に1人は90歳まで生きられる社会になっています。100歳オーバーの方は6万人を越えているそうです。人生100年時代はもう目前に迫っています。

健康寿命とは

健康上の問題で日常生活が規制されることなく生活できる期間のことを言います。現在健康寿命と平均寿命の間には男性で8年、女性で12年の開きがあります。自立して生活することが難しくなり、誰かにお世話していただく期間が約10年あるということです。この差を出来るだけ縮めて、長く健康的に自立して日常生活を送ることが社会としても求められています。

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健康寿命を延ばすには

  • 要介護状態の原因となる病気を予防すること
  • 病気になりにくい心身を保つこと
  • 老化のスピードを緩めること

が必要です。がん、心疾患(心筋梗塞など)、脳血管疾患(脳梗塞など)、糖尿病などをはじめとする生活習慣病は死因の約6割、要介護状態の原因の約3割を占めています。病気になりにくい身体を維持するために、良好な食生活、適度な運動、休養、飲酒や喫煙の節制などはよく知られている事柄ですよね。実はこれに加えて歯と口の健康が生活習慣を改善するための基本となっていることが政府の見解からも見て取ることが出来るのです。(健康日本21 第二次 を参照ください。)

エビデンス

この30年の間に日本人の歯と口の健康は大きく改善してきました。失った歯の本数が統計的に減っているのです。歯の数が十分あれば歯を多く失った人より生存率が1,1~2,7倍高まっています。(少し古いですが、日本歯科医師会 健康長寿社会に寄与する歯科治療・口腔保健のエビデンス 2015 参照)8020運動が少なからず影響しているかとも思います。65歳以上を対象とした追跡調査で、歯の数が20本以上と19本以下の要介護状態になるリスクが1,2倍になると報告されています。10本未満になるともっと差が顕著になると私は類推します。成人で歯周病が進んでいる人は、肥満、高血圧、脂質異常などのメタボリック症候群の発症が1,6倍高くなるとの報告があります。口の健康が全身と繋がっていることがよくわかる研究が続々と発表されています。

生活習慣の改善でお口の健康もアップする!

生活習慣病は、生活習慣の改善がその予防になります。むし歯や歯周病にとってもお口の健康にも良いと考えられています。そのリスクファクターについて話していきます。

喫煙

喫煙による歯周病への影響は、タバコを吸う量や期間と関係しています。タバコを吸わないか、以前吸っていた人に比べてタバコを吸う量が多い人では、4年間に歯周病が悪化するリスクが約3倍高くなるとされています。受動喫煙も約2倍高くなります。このことからタバコの煙にさらされる環境にいるだけで歯周病が悪化する恐れがあるということです。喫煙は口の周辺のがんとも関係しています。喫煙と飲酒両方の習慣がある人は、どちらもしない、あるいはどちらか一方のかたに比べて口腔、咽頭のがんの死亡リスクが約3倍高くなっているそうです。ご家族に喫煙されている方がいらっしゃったら、ご家族の健康のため禁煙を促すようにしてみてはいかがでしょうか?

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歯周病治療のページ

砂糖

WHOは肥満や生活習慣病予防のための1日の糖類の摂取量のガイドラインを示しています。糖類の目標値は砂糖に換算すると1日2000カロリーの摂取で50g未満だそうです。炭酸飲料には100mlあたり約10g砂糖が入っています。コーヒーや紅茶に砂糖を入れて飲む頻度の高い方も注意してください。食べ物と違って飲み物には注意がむかないですが、注意してください。砂糖はご存じの通り虫歯の原因になります。

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肥満

内臓脂肪型の肥満はメタボリックシンドロームとなって病気のリスクを高めています。肥満の指標にBMIがよく使われます。体重(㎏)÷身長(m)÷身長(m)ですね。この数値が25を超えると過体重、30を超えると肥満です。痩せは20未満です。やせに比べて過体重や肥満の方は歯周病のリスクが高く、歯周病の進行もしやすいそうです。女性の方がその傾向は顕著です。やせていて体力のある方は重度の歯周病になりにくいこともわかってきました。運動による肥満の予防は生活習慣病だけでなく、歯周病予防につながっている可能性が高いようです。

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高血圧

日本で最も患者数の多い病気です。血圧が高くなると脳梗塞や心筋梗塞のリスクが高まります。血管内が詰まってくると末端まで血液を送るためにより強く心臓から血液を送り出すために血圧が上がるのです。血管内にへばりついた血液の塊やコレステロールが細い血管を塞いでしまうとその先に栄養が行かなくなります。そのことで脳梗塞や心筋梗塞を引き起こします。進行した歯周病の人は降圧剤が効きにくい高血圧になるリスクが高くなるそうです。降圧剤の効きにくい治療抵抗性高血圧患者さんに歯周病治療を行ったら半年後に血圧低下が見られたそうです。薬の効きにくい高血圧が歯周病治療で良くなるのですから、薬が効く高血圧の方は歯周病治療でもっと良くなるのではないでしょうか。

糖尿病

糖尿病と歯周病はお互いに悪影響を及ぼす関連が明らかになっています。歯周病の原因は歯の表面に付いた歯垢(プラーク)磨き残しの歯の垢です。プラーク内には歯周病菌が含まれていて歯茎に炎症を起こして、歯を支えている骨を破壊してしまいます。炎症を起こしている歯茎に歯周ポケットが形成され、そこから炎症に関連した生理活性物質が体内に放出されインスリンが効きにくくなります。そうすると糖尿病が発症、進行しやすくなります。逆に高血糖状態だと免疫機能が低下するので歯周病が発症、進行しやすくなります。

HbA1c

歯石取りをお口全体で行うことが血糖コントロールにつながり、改善することが明らかになってきました。2型糖尿病患者を対象とした多くの研究でHbA1cの数値が低下し、インスリン抵抗性の指標も同時に下がることも報告されています。これらのことは、適切な歯周病の治療により血糖のコントロールが改善されることを示しています。

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インプラント治療にも影響する生活習慣病

インプラント治療の成功率や長期の安定に糖尿病が影響を与えていることが明らかになっています。少し先に戻りますが、喫煙されている方のインプラントの長期的な予後、長持ちするかどうかで言えば喫煙されていない方に比べると良くないです。タバコを吸われる方の歯肉の中に通っている血管は通常よりも収縮されていることが多く、末端部分まで栄養が行きわたりにくくなっているからです。折角のインプラントを長く持たせるためにも糖尿病の治療、歯周病の治療、禁煙、あとは生活習慣の改善しておいた方がよいのです。

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