電話する

地図

問い合わせ

メニュー
 
ヘッダーオファー

根管治療で歯が痛むのはなぜ?

2026年4月9日

根管治療で痛みが出ることもよくあることです

根管治療を受けた後に痛みや腫れが出ることがあることは残念ですけれど、よくあることです。根管治療は、歯髄(歯の神経のこと)や感染している歯質を取り除き、根の先まで綺麗に掃除し根管内を無菌状態に保持する治療です。半永久的に変化のない固形の材料を根管内に満たします。その上で被せ物や詰め物をしていくのです。歯の神経が失われても虫歯に感染します。根管治療が済んでいても虫歯になると、その虫歯の部位をきっかけにして再度感染し、歯の根の付け根当たりに膿が溜まることがあります。

根管治療を行うときのリスク

宇治市 歯医者 root なかむら歯科医院

根管治療は、根の中の歯髄や感染歯質を取り除き、治療後に充填する固形の材料が入るだけの直径に拡げなければなりません。歯の種類、根の種類によってその大きさの目安はバラバラです。根管治療を行うのにファイルという、簡単に言えばキリとカンナを一つにしたような見た目は針のような器具を使用して感染源を除去しつつ直径を拡げていきます。最近ではNi-Ti(ニッケルチタン)のファイルと専用の器具を用いて根管内を拡げることが多いのですが、根尖付近は微妙に曲がっているので(その上細いので)細い根尖部分は今でも手指を用いて感染源の除去、拡大を行うことがほとんどです。

根管治療すると炎症反応が起きることもあります

宇治市 歯医者 swelling なかむら歯科医院

通法に従い治療を行っても、物理的に根管を大きくしたり感染源を取り除いたりすることが、根尖部に刺激を与えることになるので、炎症が起こることがあります。治療が終わるまで、全く痛んだり腫れたりすることのない方もあれば、痛みや腫れの出ない方も多くいらっしゃいます。炎症は異物を排除する免疫反応です。身体が異物を認識すると、そこへ免疫細胞を送り込みます。血液に乗せてどんどん送り込むので、ズキズキします。異物と免疫細胞が戦って、双方共倒れになった残骸が膿みです。その膿が溜まっていくと腫れます。溜まった膿が自然に出ることもあれば、切開すればすぐ出る時もあります。深部に膿が溜まっていたら切開しても効果がそれほどないですし、抗菌剤の投与で腫れが引く場合もあります。

痛みや腫れへの対処は

宇治市 歯医者 drug なかむら歯科医院

軽度の痛みであれば鎮痛剤(ロキソニンやバファリン、カロナールなど)を使用します。根の付け根当たりに腫れやズキズキ感があれば鎮痛剤に加えて抗生物質(ペニシリンなど)を使用することがあります。また根管内に膿が溜まっていることもあるので、仮詰めを取って根管内から排膿させることもあります。(必ず出るわけではありません。)先ほど述べたように歯茎の直下に膿を感じ取れるようであれば切開します。根管治療で根の先に炎症が起こると、歯が浮いたようになるので噛み合わせると痛みます。噛んで痛い場合は咬み合わせの負担を減らすために歯の高さを削って当たらないようにします。

痛みや腫れはいつまで続くの?

切開できるようであれば、溜まっていた膿が急激に少なくなりますから、多少の腫れや痛みは残りますが、グッとなくなります。仮詰めを取って根管内から膿が出てくれたら、やはり同じように痛みや腫れはグッと減ります。それ以外の場合、抗菌剤が効くまでしばらく痛みや腫れは続きます。1日くらいかかって服用した抗菌剤が効いてきます。人により炎症が引いてくる期間は異なります。炎症が起きやすい人、起きにくい人がいるような気がします。軽度な痛みや違和感なら1〜3日程度で自然におさまることが多いので、しばらく様子を見てもよいでしょう。

神経治療が済んでいる歯も炎症は起こる可能性があります

宇治市 歯医者 core2 なかむら歯科医院

神経治療が終わっていても、虫歯による感染が起きてしまうと、根の先が膿んでしまいます。神経治療が終わっている歯は、大抵被せ物や詰め物がしてあります。元の歯の形に戻すために土台を入れてあることがほとんどです。神経治療の途中でなくても痛みや腫れが出ることもよくあります。先ほど仮詰めしてある場合は外して根管から排膿するか診ていくと述べましたが、被せ物や土台が入っている場合、すぐに撤去することはできません。緊急に来院されても撤去する診療時間を確保することができないことがほとんどです。そのような場合は投薬や噛み合わせの調整などの対応になります。金属の土台が入っていると、それを撤去するだけで数回かかることもあります。金属の撤去はとても大変なのです。

神経のある歯も、虫歯でなくて神経がダメになることがある

宇治市 歯医者 attrition なかむら歯科医院

神経のある歯で詰め物や被せ物がしてある歯、何の治療もしてないが噛み締めですり減っている歯、は虫歯でなくても神経がダメになって、痛んだり腫れたりすることがあります。虫歯が大きかったり、元の歯を大きく削って被せたりすると、削った分だけ外界と神経までの距離が短くなります。短くなった分歯の神経は刺激を受けやすくなり、そのせいでだんだんダメージを受けて神経がダメになってしまうことがあります。これも個人差があります。神経がダメになってしまうと腐敗して膿ができます。その膿は少しづつ増えて、出口がないので腫れや痛みが発生します。噛みしめが強くて歯がすり減っても神経までの距離が短くなりますから同じことが起こります。噛みしめが強いことで歯にヒビが入って、そこから神経に刺激が慢性的に加わり神経がダメになることも比較的多いです。噛み締めのきつい方は、歯ぎしり用のマウスピースを使って予防されることをお勧めします。

神経は取ってあるはずなのに治療中に痛むのは何故?

宇治市 歯医者 cyst なかむら歯科医院

まれに、神経を取ったあとも周囲の神経組織が敏感になり、神経痛のような痛みが残るケースがあります。触るたびにチクチクするとかです。また神経治療することで根の中に血の塊、かさぶたのようなものが出来てそれを触るので痛むことがあります。かさぶたであれば取ることができますが、神経組織の過敏さを取ることはとても難しいことです。通法に従った根管治療でも起こる副作用であることをご理解いただく他ありません。根の中に最終的な半永久的な材料を充填するのに、根管の直径を大きくする必要があります。細い根管を大きく拡大するのですが、押し拡げることによる痛みも出ることがあります。この場合は少しづつ大きくすることで対応します。

ご自身で痛みを悪化させないために何ができるか

根管治療を行うと数日痛みが出ることがあります。少しづつ軽減されることが多いのですが、先程来述べてきたように痛みや腫れが出ることもあります。感染源を取り除き根の中を綺麗な状態で密封するためなのですが、機械的な刺激を与えることが炎症を起こしてしまうことと表裏一体なのです。治療後はなるべく治療部位で硬いものを噛むことは控えてください。もし痛みが出たら指示通りに出されている薬を服用してください。我慢する必要はありません。適切なタイミングで薬を使い、症状が続くなら連絡をしてください。

痛みがどうしても取れない場合は

宇治市 歯医者 extruction なかむら歯科医院

そのような場合、服薬ではなく点滴で血中の抗菌剤の濃度を迅速に高くして、炎症を抑えます。一般的には病院にある歯科口腔外科で処置してもらいます。ご紹介状を用意しますのでご持参いただき受診していただきます。炎症がきつい場合は痛みが治まってから根管治療を再度行いますが、予後が不良の場合もありその場合は抜歯になります。抜歯は避けたいところですが、永続性が見込めない場合はやむを得ません。治療を始めるきっかけは虫歯と噛み締めです。虫歯にならない、噛み締めないようにする、夜間歯ぎしり用のマウスピースを装着する、これが神経を取らないための条件になると言えそうです。

根管治療のページ

 

歯茎が下がって起こる問題とは

2025年8月6日

DMFT指数の推移

日本のDMFT指数は、歯科医療の発展や公衆衛生対策の強化により、過去数十年で大きく改善されてきました。DMFT指数というのは、1人1人の

虫歯になっている歯

虫歯で抜いた歯

虫歯の治療をした歯

の数の合計です。この指標は、どれだけ虫歯になっている、いたかを評価するために使われます。(主に12歳児の口腔衛生状態を評価するために使用されます。)歯の数は親知らずを含めると最大32本です。すべての親知らずがあるとは限りませんが、最大値は32で最少は0になります。

努力は報われた

戦後、砂糖の消費量の増加と共に虫歯の罹患率が高まりました。昔はむし歯が洪水のように溢れかえっているとまで言われていました。DMFT指数が高いということは口腔内の健康状態が悪いと言うことですから、国としてもDMFT指数を下げるための努力をし、歯科医療や予防活動の進展も相まって、現在DMFT指数は大きく改善しています。1980年代には、12歳児のDMFT指数が6.0を超える時期もありました。2020年代のデータによると、12歳児のDMFT指数は0.9〜1.0前後と、非常に低い水準にまで改善しています。

具体的には

歯科保健教育の充実

フッ素入り歯磨き粉の普及

学校歯科検診の実施

食生活の改善

学校や家庭でのフッ素洗口

などによりDMFT指数は大きく改善されています。

しかし虫歯の増えている年齢層がある

2016年のデータになりますが、60代の約半数に根面う蝕があるとされています。根面とは歯の根っこの部分で、歯茎が下がってくると出てきます。加齢と共に歯を支える骨が生理的に吸収していくため、同時に歯茎も下がるのです。歯と歯の間に隙間ができて物が詰まるようになるのはそのためです。(ざっくり言うと、歯は奥に向かって先細りの形態になっているからです。)しっかり歯と歯の間が磨けていないと、口腔内に露出している歯の根の部分が虫歯になるのです。これが根面う蝕です。

宇治市 歯医者 gum recession なかむら歯科医院

予防歯科のページ

歯間ブラシを習慣化しておくと後でメリットがある

定期健診や治療でお見えになるいわゆる高齢の方は、よく歯と歯の間に食べ物や歯垢が付いています。歯医者に来る時にそうですから常時虫歯になる環境が整っていると言ってもよいでしょう。磨いているとおっしゃるのですが、磨けていないのです。同じ労力を使うのですからもう少ししっかりと思いますが、面倒に思われているのでしょうか。歯ブラシだけでは取り除くことは難しいので、歯間ブラシを使わないといけません。つまようじでは食渣は取れても歯垢は取れません。若いうちから歯間ブラシを当たり前の習慣にしておくことが大切です。

宇治市 歯医者 interdental brush なかむら歯科医院

歯茎の下がる原因

先程加齢により歯茎が下がると言いましたが、そればかりではありません。他にも

歯周病の進行

歯周病治療により歯茎が引き締まった結果の歯茎の退縮

強い力で歯磨きした結果歯茎が痛んで下がっていく

ことが原因になります。歯周病は歯茎の炎症により歯を支える骨が少なくなるので、歯茎も下がります。加齢でなくて炎症が原因で、加齢のスピードよりも速く歯ぐきが下がります。歯周病治療は歯垢を除去することで炎症を抑えます。炎症が収まると炎症で吸収した骨に合わせて歯茎が下がります。歯の根が口腔内に露出すると、知覚過敏症状が起きることも多々あります。

歯周病治療のページ

歯の根は虫歯になりやすい。

歯の噛む面、一番表層はエナメル質と言います。生え初めのエナメル質は結晶が歪んでいるため虫歯になりやすいのですが、口腔内に露出していくうちに歪が無くなり虫歯への耐久性が向上します。歯が酸にさらされて脱灰して虫歯になります。脱灰しても唾液の力や歯ブラシで歯垢除去することで元に戻ります。エナメル質の脱灰が元に戻らない限界のpHは5.5です。一方歯の根の限界pHは6.2~6.7です。酸に同じように晒されても、根の方が元に戻らない、つまり虫歯になりやすいのです。

ちょっとだけ専門的にいうと

歯垢内にいる細菌が出す酸によって、象牙質表面から脱灰が起こり、ミネラルの溶出に伴いコラーゲンが露出します。次いで細菌が出すたんぱく質分解酵素であるコラゲナーゼによってコラーゲンが分解し虫歯ができます。これが根の虫歯の発症のメカニズムです。

根面う蝕をどのように予防するのか

正しい歯磨きの方法を習得し実践する。

歯ブラシを使って、特に歯と歯肉の境目(歯肉縁)を丁寧に清掃することが重要です。特に根面の部分を念入りに磨くことで、食べかすや歯垢を取り除きます。つまようじで大きな塊を取り除くことは有効ですが、歯垢は取れません。歯科衛生士さんは、その方に合ったブラッシング方法を指導してくれるので、まずはそれを実践しましょう。虫歯のリスクの高い方は毎食後と就寝前のブラッシングをお勧めします。

宇治市 歯医者 brushing2 なかむら歯科医院

歯間ブラシを必ず使う

歯ブラシだけで歯と歯の隙間の歯垢や食渣を取り除くことは不可能です。歯茎も下がって歯と歯の間の隙間は大きいですから。隙間の大きさに合った適切な歯間ブラシを選択し、歯ブラシとセットで使う習慣にしましょう。

フッ素入り歯磨剤の使用  フッ素洗口液の使用

フッ素は脱灰を抑制し、再石灰化を促進します。歯垢や食片が取り除かれていなければ、フッ素が歯に直接行きわたりません。きちんとブラッシングできるのが前提です。

また、フッ素入りの歯磨剤を使用することで、歯の表面を強化し、虫歯の予防効果を高めることができます。毎日の継続使用が重要です。一回の歯磨剤量はちょっと多めにして、全体にいきわたるようにして磨いてください。歯磨き後の洗口はペットボトルのキャップ2杯分(もしくは大さじスプーン一杯分)の少量洗口で。夜間唾液の流出量が減ります。そのため細菌が活発に活動しやすいので虫歯のリスクが高まります。就寝前にフッ素洗口液を用いることも有効です。

定期的な歯科健診とクリーニング

歯科医の定期的な診察と歯科衛生士による予防処置とクリーニングを受けることで、バイオフィルムや歯石の除去をして歯の健康を維持します。

宇治市 歯医者 pmtc なかむら歯科医院

PMTCのページ

食事習慣の見直し

食事後に歯を清掃することが難しい場合は、特に甘い食べ物や飲み物の摂取を控えることで、歯の表面に付着する糖分や酸を減少させることができます。普通の食事にもそれなりに糖分は含まれているものです。歯ブラシできない状況でも、せめてぶくぶくうがいくらいしてもらえるとよいかと思います。またダラダラ食いをしていたり、間食が多いと口腔内が酸性に傾く時間が長くなり虫歯のリスクが高まりますから、そういった習慣も見直すようにされるとよいでしょう。

根面う蝕の治療

根の虫歯は子どもの虫歯と違ってなかなか進行しないのが特徴です。ですから痛みも余程になってからでないと出ない傾向にあります。突然歯が折れたので診て欲しい、という方もいらっしゃいます。むし歯で折れることもあるのですが、歯が歯茎の高さくらいで折れていても、神経が残っていることもあります。その場合神経を残してそのまま蓋をして義歯を作製するか、神経を取り除いて差し歯にしていくかになります。ですが神経処置するにも、その神経を見つけるのが難しく、塞がっていることもよくあります。ですからそのような場合義歯になることが多いです。

虫歯は小さいうちに対処することが大切

このように大きな虫歯にならない内に、小さく処置で済むようにしておくことが望ましく、3ヵ月おきの健診をお勧めします。小さい虫歯の場合、進行止めを用いることもよくあります。根面う蝕の予防や進行抑制に効果的とされています。虫歯部分を黒く変色させるという副作用がありますが、機能の維持や大きな侵襲を避けたいという考えから銀アレルギーなど無い方に用いています。

 

歯の黒いところを削らずに、経過をみる理由

2024年12月5日

予約する理由

歯に黒いところがあるので治療をしてほしい。

歯が滲みるので虫歯かと思うのでみてほしい。

虫歯のような痛みを感じるのでみてほしい。

虫歯だったら早めに治療、という認識をお持ちですので素晴らしいと思います。その通りで早期発見早期治療が治療介入を最小限に抑えられるのです。お見えになって診査診断した結果、早期の虫歯になっていることもあります。結構進行していることもあります。何もなっていないこともあります。知覚過敏のこともあります。必要に応じて処置をしていくのですが、歯の溝が黒くなっていても私は治療をせず経過を見ていくことがあります。黒いのに治療しないのですか?虫歯ではないのですか?と不安に思われる方もあるでしょう。厳密に言えば虫歯ですが、経過観察する理由もあります。

宇治市 歯医者 teeth なかむら歯科医院

歯の構造

一本の歯の構造についてご説明していきます。口の中に出ている部分と歯茎の中に埋まっている歯根です。簡単に説明させていただくと

歯冠(しかん)

歯の見える部分で、口腔内に出ている部分です。歯冠はエナメル質(えなめるしつ)という硬い物質で覆われており、食べ物を噛むための役割を担っています。エナメル質は薄くて、すり減ってくると象牙質という組織が出てきます。

歯根(しこん)

歯冠の下の歯茎の中に隠れている部分です。歯根の大半は象牙質(ぞうげしつ)と呼ばれる硬い組織でできており、歯を支える役割を果たしています。

歯の組織的な構造を説明します。少し細かな説明になります。

エナメル質

歯の一番外側を覆っている硬い組織で、主にリン酸カルシウムから成り立っています。エナメル質は非常に硬く、歯を保護してくれますが、一度損傷すると自己修復することができません。(歯磨剤の広告でアパタイト、という言葉をお聞きになったかと思いますが、歯を構成する無機質のことです。アパタイトは主にリン酸カルシウムで構成されています。)

象牙質

エナメル質の下にある組織で、歯(歯冠、歯根の両方)の主要な部分を占めています。主にヒドロキシアパタイトから成り立っており、エナメル質と比べるとやや柔らかいですが、歯冠や歯根の両方に存在します。

セメント質

歯根を覆っている組織で、象牙質の外に薄く一層あります。歯を歯槽骨に固定する役割を歯根膜という組織と一緒に果たしています。

歯髄(しずい)

歯の中心部にある柔らかい組織で、神経や血管が通っています。歯髄は歯の感覚や栄養の供給に重要な役割を果たしています。

これらのうち滲みるとか、痛いとかを感じるのに関与しているのは象牙質と歯髄です。象牙質には神経は通っていませんが、知覚センサーみたいな役割を果たしていると言われています。

虫歯の進行について

虫歯の発生

虫歯は、口の中の細菌が食べ物の糖分をエネルギー源として利用し、その過程で産生される酸によって歯の硬い表面であるエナメル質が溶け出すことから始まります。この過程を酸蝕(さんしょく)と呼びます。歯ブラシがきちんと出来て、食渣や歯垢が取り除かれると細菌はエネルギー源を失うので最近活動が抑制されます。

初期虫歯 C1

酸によってエナメル質が溶けることで、歯の表面に小さな穴が開きます。これが初期虫歯と呼ばれる段階で、まだ歯の内部まで達していないため、痛みを感じないことがほとんどです。エナメル質内の虫歯になります。

予防歯科のページ

象牙質内に進行した虫歯 C2

初期虫歯が進行していくと、細菌が象牙質に侵入し、侵食が始まります。象牙質はエナメル質よりも柔らかいため、細菌による侵食が進みやすいです。

歯髄に進行した虫歯 C3

虫歯が象牙質の奥深くまで進行すると、歯髄(しずい)と呼ばれる歯の中心部にある神経や血管が細菌感染し、炎症を起こします。これにより、強い歯の痛みや過敏に悩まされることがあります。ズキズキしたり、熱い物や冷たい物、甘い物に滲みたりします。一過性に済んでいれば神経を残せる可能性がありますが、ずっと痛みが続く場合には神経を除去することになります。

根の部分の感染 C4

虫歯がさらに進行すると、歯根の先端部分や周囲の骨にまで感染が広がることがあります。この状態では、根管治療が必要になります。歯質の崩壊状態や痛みや化膿具合によっては抜歯になります。

宇治市 歯医者 caries なかむら歯科医院

虫歯の進行は放置すると、口の中の細菌が歯の組織を破壊し、最終的には歯を失う原因にもなります。早期に虫歯を発見し、治療することで、歯を守ることができます。また、定期的な歯科健診や適切な歯のケア(歯磨きやフロスの使用)が重要とされるのです。

虫歯治療のページ

髪と爪とエナメル質は同じ?

初期虫歯であるC1はエナメル質に限局した虫歯です。エナメル質は知覚を感じるセンサーがありません。爪や髪の毛そのものに痛みを感じません。爪をはがそうとしたり、髪を引っ張ったりすれば痛みを感じますが、爪や髪に傷がいったくらいでは何もしないと思います。エナメル質がそれらと違うのは再生されない点です。(爪や髪は伸びます。)すり減ったらそのままです。

見た目が黒くても治療しないことがある

虫歯になると一方通行のように進んでしまうと考えますが、虫歯の進行が停止することもあります。ものすごくゆっくり進行するもの場合もあれば、子供のように進行が比較的早い場合もあります。加齢と共に進行のスピードは緩くなることが比較的多いです。エナメル質は象牙質に比べて硬いので口腔清掃状態がよければ、また虫歯のリスクが比較的低いと考える方は(虫歯治療がほとんどされていない方など)経過観察し、虫歯の進行があった場合に治療することに私はしています。ですから定期健診は必須ですし、検診毎のレントゲン診査も必要になってきます。また治療になっても、小さく詰めて終わることができます。

レントゲン撮影の被ばく量について

一般的な歯科用X線撮影(パノラマX線など)で約0.005ミリシーベルト(mSv)です。小さい局所的なものではもっと小さくなります。(ちなみに歯科用CTスキャンは約0.01 – 0.1 mSv)普段の生活での自然放射線被ばくは、1年間の平均的な自然放射線被ばく(外へ出た時)で約2 – 3 mSv室内での放射線被ばく(建材や土壌からの放射性物質)約0.3 mSv/年飛行機に乗った時の被ばく量は、1時間の国内線のフライトで約0.01 – 0.02 mSv、1時間の国際線のフライトで約0.03 – 0.08 mSvです。これらの数字を比較すると、レントゲン撮影による被ばく量は非常に少ないことがわかります。例えば、一般的な歯科用X線撮影の被ばく量は、数分で0.005 mSv程度ですが、同じ時間飛行機に乗った場合の被ばく量は、その倍以上となる場合があります。難しい数字が並びましたが、短時間での少量の被ばくですから検診毎のレントゲン撮影を行っても安全性が確保されていますのでご安心ください。

宇治市 歯医者 panorama0 なかむら歯科医院

奥歯には虫歯の進行止めを利用することもあります。

初期の虫歯には進行止めを用いることもよくあります。フッ化ジアミン銀という薬なのですが効果として

殺菌作用

フッ化ジアミン銀には強力な殺菌作用があり、口腔内の病原菌(特に酸を生成する菌 虫歯菌)の増殖を抑えます。これにより、虫歯の原因となる細菌の数を減少させる効果が期待されます。

再石灰化促進

フッ化ジアミン銀は、歯の表面にフッ素を放出することで、エナメル質の再石灰化を促進します。再石灰化は、初期の虫歯損傷を修復し、歯を強化する効果があります。

持続性がある

フッ化ジアミン銀が歯の表面に付着し、持続的に作用するため、一定期間内で虫歯の進行を抑えることができる可能性があります。

デメリットもある

初期虫歯にはなかなか良さそうなのですが、デメリットとして歯に黒や茶色の変色が現れます。何でもそうですが、一部では効果が見られない場合もあります。

フッ化ジアミン銀の使用は主に初期の虫歯や発生したばかりの小さな虫歯に対して有効と私は考えています。経過観察を続け、必要なければ更に経過観察、進行しつつある虫歯に対しては、詰め物による治療を行う。不必要な治療は避けるべきで、なるべく治療介入せず済ませたいと思っています。

削らずに済んだ、もう行かなくていいや、ではだめですよ

くれぐれもですが、虫歯は虫歯です。進行が停止しているからと言ってこれから先もずっと止まっているかどうかはわかりません。食生活含めた生活習慣の変化、ストレス、加齢、嗜好の変化などなど。初期虫歯の経過観察が必要と言われた方は必ず定期健診に行かれてください。休火山もいつ噴火するかわかりません。高をくくっていると、しっぺ返しがあるかもしれませんよ。

宇治市 歯医者 mt.aso なかむら歯科医院

虫歯治療のページ

ちゃんと磨いているのに、虫歯ができるのは何故?

2024年8月8日

皆さんも疑問に思ってらっしゃらないでしょうか。きちんと定期健診に通っているのに、行くたびに虫歯を指摘されて治療しているような気がする。ちゃんと家でも歯ブラシも歯間ブラシやフロスまでしているのにと。これには理由があります。

タイプは3種類

全く何にも手入れをしてないのに全然お口にトラブルがないという方も稀にいらっしゃいます。超微妙なバランスの上に成り立っているように思います。先天的な恩恵を受けているともいえるでしょう。ですが多数の方は3つのリスクを抱えています。1つの方、2つの方、すべて持っている方も少なからずいらっしゃいます。それは、虫歯のリスク、歯周病のリスク、噛み合わせのリスクです。

虫歯菌はどこから

口腔内の細菌は唾液1gで1億個、歯垢1gで1000億個の細菌が生息しています。これを無菌化することはできません。無菌化すると他の菌、あるいは真菌(いわゆるカビ)が口腔内に代わって生息します。細菌にとっては唾液という暴風雨があれど、口腔内は適温で絶えず栄養が供給されるからです。胎内にいる時は口腔内には羊水が入っています。産道を通ってくる時に口腔内が感染すると言われています。それだけではなく産まれてからの日常生活でも感染します。必ずしも口腔内の細菌は必ずしも悪ではありません。共生できる細菌がいてくれることでそれよりも害のある細菌の侵入を防いでいます。また、残念ながら今のところ虫歯菌、歯周病菌、など選択的に抗生剤でやっつけることはできません。共生できる範囲で歯周病菌の割合を減らすことはできます。

虫歯のリスク

生まれてくる時に口腔に住み着く細菌は人それぞれ違います。虫歯菌が元々多い方は虫歯のリスクは高いです。詰め物、被せ物、神経が取ってある歯が多くある方はむし歯のリスクが高いと言えます。こういう方はマメに定期健診に来ていただくことと、ご自身のメンテナンスが大事になります。神経の無い歯も手入れが滞れば虫歯になります。神経のない歯は虫歯になっても痛みはありません。健診時にレントゲンを定期的に撮影して確認することは必要です。

宇治市 歯医者 caries なかむら歯科医院

歯並びがよくないところの治療は難しく再発しやすい

虫歯の治療をするのに歯並びがよくないと治療はしづらいです。詰める部分と自分の歯との境目をピシッと合わせた方がもちろんよいのですが、そこが難しいのです。上手くできていないと虫歯の再発を招きやすくなります。

宇治市 歯医者 attrition なかむら歯科医院

虫歯治療のページへ

歯周病からのリスク

歯周病菌により歯周病は進行します。先に述べたように口腔内の細菌は人それぞれ違います。歯垢の除去が歯周病治療の根本になります。それが出来てから歯石除去するのが常道です。歯周病が進行すると歯を支える骨と歯肉が下がるので歯の根が出てきます。歯の根は歯の頭の部分に比べて虫歯への抵抗性が低いので特に気を付けてお手入れをしていただかないと虫歯になりやすいのです。

歯周病治療のページへ

高齢者も同じように

歯周病でなくても年齢を重ねると歯を支える骨が減少します。いわゆる老化です。歯肉に炎症が無ければ骨が下がるにつれ歯肉も下がります。そうすると歯の根っこが出てきます。そして歯と歯の隙間が空いてきます。高齢者の方で、物が詰まりやすくなった、何とかしてほしいとお見えになりますが、一旦下がった歯茎は元には戻りません。物が詰まるその部分は歯ブラシと歯間ブラシでお手入れしていただく他ありません。それを怠って、物が詰まった状態が続いているとそれが原因で虫歯になります。高齢者の虫歯は根っこに出来ることがほとんどです。

宇治市 歯医者 root caries なかむら歯科医院

歯の根は虫歯になりやすい

歯周病、高齢者の虫歯のリスクは歯の根の部分にあることは共通しています。医院での治療も大切ですが、ご本人のケアが何より大切です。根の虫歯の治療はさほどではありませんが、詰め物は脱落しやすいので定期的なチェックが必要です。

虫歯治療のページへ

嚙み合わせからのリスク

加齢を重ねると歯の色が黄ばんできます。噛み合わせの慢性的な力が加わることで歯に微細なヒビが入って、それが原因ではが黄ばんでいきます。このように噛む力で歯にヒビが入ります。噛む力が強いと加齢に関わらずヒビが入ります。それがきっかけになって虫歯になります。どのくらいヒビが入っているかは残念ながらレントゲンではわかりません。(完全に割れていないとレントゲンには映りません)噛み合わせの力を小さくすることはなかなか大変なことです。

宇治市 歯医者 clack なかむら歯科医院

何故噛みしめるのか

噛みしめは下顎が後ろに行っていたり、噛み合わせの高さが低くなったりしていると起こることが多いです。歯並びがよくなかったり、噛み合わせがよくなくても噛みしめが起こります。起きている時は仕事などで集中している時にグッと噛みしめていることがあります。できればそのようなことのないように注意していただく他ありません。これは意識していただくことで対処できるかと思います。夜間の噛みしめは自分では注意の仕様がありません。噛みしめは自分で気づくことはほとんどありません。

宇治市 歯医者 brx なかむら歯科医院

決して自分では認めない

噛みしめのきつい方には共通して口腔にその兆候が認められます。

歯茎の骨の出っ張りがきつい

歯の擦り減り(前歯も奥歯も)

頬や舌に筋がつく

歯の付け根がえぐれて減っている

知覚過敏が局所、あるいは全体的に出る

同じ個所の詰め物、被せ物がよく取れる

などです。

お話しても、そんなことはないとか、言われたことがないと、頑なに否定されます。鏡でお口を見てもらっても、こちらは専門家でも、なかなか納得いただけないので困ることもあります。

かみ合わせのページへ

対症療法としてはナイトガード

夜間は自分で噛みしめないようにすることはなかなか難しいので、歯ぎしり用のマウスピースを使っていただくとが有用と考えています。歯同士の接触を防ぎます。同じ硬さでなくなります。噛みしめが強いとマウスピースが削れてくれます。そうして歯にヒビが入ることを防ぎます。お手入れなどは義歯洗浄剤などを使っていただきます。噛みしめが強ければ装置の破損が早く起こります。歯が壊れるよりはよほど良いかと思います。宇治市 歯医者 mouth piece なかむら歯科医院

根本的な治療は噛み合わせを変えること

ナイトガードを使っていただいても本質的な問題が改善されたわけではありません。先ほど記載した通り下顎が後ろに押しやられていて、身体が苦しさを感じるので下顎を前に出したくて前に向かって歯ぎしりや噛みしめをするのです。身体の苦しさが何かと言えば、呼吸しづらいということです。下顎が後ろに行くと気道が狭くなります。気道を拡げるために歯ぎしりや噛みしめをしますから、顎が後ろに行かず、前で噛めるような噛み合わせにすればいいのです。

奥歯の正しい噛み合わせを確立する

下顎を上の前歯に当てながら前に出していただくと奥歯が当たらなくなります。どこまで出すかと言えば厳密には診査診断しなければなりません。前歯がすり減っていることが多いですから、そのすり減っている同士がぴったり重なるところまで出してみてください。その周辺が下顎にとって楽なところ、呼吸するのに楽な顎の位置とおおよそ考えてよいでしょう。だいぶ奥歯が開くと思います。その位置で噛み合わせを確立できると健康寿命も延びると思います。奥歯が失われると噛み合わせが低くなり、下顎が奥に下がっていき気道が狭くなります。顎の後ろに行くことで脳への血流量が低下します。酸素供給量も気道が狭くなりますから、脳へ良い影響があるとは思えません。

空いたところをどう埋めていくか

奥歯の空いたところは被せ物がしてあればやりかえることで修復することができます。ただすべての奥歯がそうなっていないと綺麗な歯を削らないといけなくなることもあります。もう一つが矯正治療でかみ合わせるようにしていくかです。小さな矯正器具を装着してゴムの力を使ってある程度奥歯を引っ張り出して、マウスピース矯正などで微細なところを詰めていく、というようにしていくかです。

マウスピース矯正のページへ

歯の破折

これも噛みしめによることがほとんどですから、奥歯が低くなっていることに起因していると考えられます。少しでもこのリスクを減らしていくなら噛み合わせ治療を検討されてみてはと思います。

宇治市 歯医者 fracture なかむら歯科医院

長く元気に暮らしていくために3つあるリスクを少しでも減らすことを考え実行されるとよいかと思います。

 

診療スケジュール

当院へのお電話からの問い合わせは0774-41-3461へ

診療時間
9:00〜12:30
14:00〜18:00
/
/
▲※
▲※
日・祝
/
/
休診日 / 木曜・土曜午後・日・祝日
▲※ 土曜日 9:00〜13:00 / 14:00〜17:00
お問い合わせはこちら
なかむら歯科医院

画像のタイトル

フッターオファー
© なかむら歯科医院