電話する

地図

問い合わせ

メニュー
 
ヘッダーオファー

義歯やブリッジよりもインプラントの方が本当によいのか

2025年5月8日

歯を失った、あるいは歯を失われてそのままにしている部分を補うための方策として、ブリッジ、義歯、インプラント、歯の移植が考えられます。

失った歯が1本からすべて無くなったときまで対応できるのが義歯です。

失われた数や部位を問わず対応することができます。歯が全くない状態を無歯顎と言います。無歯顎になると固定源がありません。歯茎の上に乗っている状態です。歯は舌、頬、唇の間にはさまれた僅かな空間に植立しています。それらの筋肉が動いても力が及ばない隙間に人工の歯を並べます。歯茎と義歯の間に唾液が入りますが、その唾液の僅かな表面張力で浮かないようにしています。引っ付く面積が大きければ大きいほど外れにくくなります。重度の歯周病などで歯が失われ、顎の骨が少なくなった状態で総義歯を作成すると安定しづらいです。

宇治市 歯医者 full denture なかむら歯科医院

義歯安定剤を使ってよいのか

顎の骨が噛みしめなどにより部分的に尖っていることがあります。そのような無歯顎や、顎の骨との接触面積が少ない無歯顎では義歯の安定が難しいのです。解剖的に不利な条件の無歯顎や、大多数の歯が失われた部分義歯では義歯安定剤を用いることで義歯の安定を図ることがあります。歯茎と接触する側に義歯安定剤を一層薄く敷きます。厚く敷いてしまうと噛み合わせが変わるのと、顎の骨を傷めることになるので注意してください。

部分義歯

歯が一本だけ残っている状態から、一本だけ失った状態までに対応するのが“部分入れ歯”です。残っている歯を支えとして義歯を安定させます。安定のさせ方として歯にわっかをかけます。少し大きな木を抱え込むイメージをしてください。手がわっかです。木が歯です。手を強く絞れば外れづらくなります。一本より数本あった方が外れづらくできます。失った歯が多くなれば歯だけで支えていると負担がかかるので、顎の土手にも参加してもらって義歯の動きを小さくします。ですから失った歯が多くなればなるほど入れ歯は大きくなります。

宇治市 歯医者 partial denture なかむら歯科医院

 

最初に入れた入れ歯には異物感を感じる

顎から直接歯がでているのと、歯茎の上に人工の歯を乗せるのでは大きさが全く違います。大きく感じます。人間の適応力はそれなりで、やがて慣れることが多いです。総入れ歯は大きいですが、されている方は慣れてらっしゃるし発音もおかしくないです。でも初めて義歯を入れるとそれが1本でも違和感、異物感を感じます。慣れる方が多いのですが、慣れなくて外してしまう方も多くいます。歯を多く失ってから初めて義歯を入れると大きな義歯を入れることになるので、慣れるのにかなり苦労されると思います。

総入れ歯の機能回復は1/4

天然の歯が全て残っている時の最大咬合力は50~60㎏(一説には自分の体重分とも)、総義歯では15㎏と言われています。良くて1/3くらいです。下顎の奥歯(親知らずを除いて)片側が2本失われると咀嚼効率が、すべて残っている状態と比べると1/2~2/3くらいになることが報告されています。となると、反対側で噛むようになりますから、そちらに負担が行きダメージが蓄積されます。のみならず顎の関節にも良いことはありません。顎関節症の原因とも、顔の歪みにもつながります。歯を初めて失った時にこれ以上歯を失わないようにすることが大切です。固定式の選択がこれらのことからよいと思います。ただ義歯の良い点は、ほぼ歯を削らない、という点です。

義歯のもう一つの問題

部分義歯の平均使用年数は3年で70% 5年で40%です。言い換えると義歯の平均寿命は約4年です。わっかのかかっている歯の虫歯になる率は4年で93%、つまりほとんど虫歯になるということになります。

入れ歯治療のページへ

ブリッジの平均使用可能年数は約8年

一番後ろの奥歯を失った場合、ブリッジという選択はできません。ブリッジは両端に歯が無いと基本的にできない治療です。親知らずがあったとしても斜めに生えていたり、きちんと歯の高さが無いと土台にすることはできません。イラストの通り元の歯の大きさの物を被せるので、元の歯を土台にするため歯を削らないといけません。1本失った場合両隣の2本で支えますが、支えにする歯にとっては3本分の力を2本で受けることになりますから負担過重になります。歯を削られた上に負担も増えますからよいことではありません。少し古いデータですが、岡山大学の研究でブリッジの平均使用年数は約8年ということです。言い換えると8年の残存率が5割、それまでにブリッジが壊れる、あるいはブリッジそのものが失われるということです。(抜歯も含めて)

保険ではブリッジできない歯の残り方もある

失った歯でも、1本だけでなく2本連続とか3本連続とか、飛び飛びとかあります。上下それぞれ14本歯があります。保険診療では下の前歯を除き3本連続失われている場合ブリッジは適応されません。土台の歯が悪くなり長持ちしないから、義歯にしてください、ということです。2本ならいいのでしょうか?認められていますが、2本で4本分の支えるのに無理はないかといえば、私はあると思っています。ですからお勧めしていません。先ほど記載した使用年数に達しないだろうし、歯を長くもたせたいからです。本当は1本でもお勧めはしません。飛び飛びならよいでしょうか?失った歯が2本以上ということですよね。削る歯の数も更に増えます。

自費ならブリッジできるのか

自費診療では保険の適応を離れるので、規制はありません。セラミクスなど、材質は保険の物と全く違いとてもよいのですが、土台にかかる負担や、歯を削ることには変わりません。虫歯になりにくい、材質の劣化が無い、体に害がない(アレルギーなど)など材料特性はとても優れています。ブリッジを長く持たせる要素を多く備えていますが、ブリッジにした時に歯にかかる負担を軽減することにはつながらないのです。

ブリッジの別の問題点

ブリッジでは歯の無い部分をあるように見せかけます。歯茎の上に僅かな隙間があってその上に金属かセラミックが覆いかぶさります。その隙間に食べ物の僅かな汚れが入ります。そこは歯間ブラシやフロスで必ず清掃する必要があります。土台の歯の虫歯予防のためにも必ず必要です。舌の感触も、元々の歯の形と違うので多少の違和感が出ることもあります。

歯の移植

使っていない親知らずを、失われた歯の部分に持って行くのが歯の移植です。大人の場合かなり難しいのが実情です。歯の大きさが抜いたところにぴったり合わなかったり、移植できたとしても、生着しないことがよくあるからです。生着しないと抜けます。使っていない親知らずですから、歯が癒着していたり、埋まっていたりで、その抜歯自体も大変です。適応が限られると認識していただいた方がよいでしょう。

歯の移植のページ

インプラントの良い所

天然の歯とほぼ同等の咀嚼力、咬合力を発揮できます。感覚的にも天然歯と変わらないとされています。インプラントは10年経過でも90%を超えるのが普通です。30年経っても残存率50%という報告はほぼ見当たりません。残っている歯を犠牲にしない、むしろ他の歯の咬合の負担を分散し軽減が図れます。

宇治市 歯医者 tooth implant なかむら歯科医院

インプラントのデメリット

ご存じの通り、保険適応されていません。自費診療になります。骨とインプラントが結合するのを待つ期間が3~6か月あります。治療期間が長くなります。

インプラントを長く持たせるには

インプラントの材質はチタンで出来ています。チタンそのものは腐食もなく、アレルギーもかなり少ないとされています。材質的に生体に害のない素晴らしい材料です。インプラントは骨と結合しています。その結合は炎症があれば緩み、歯周病と同じようにインプラントを支える骨が無くなります。炎症の元、それは毎日の歯垢の除去と定期的な噛み合わせの調整です。歯周病で歯を失っている場合、そのコントロールができていないと歯と同じように口の中からインプラントを失うことになります。

インプラントに向かない方

ある程度顎の骨にボリュームがないとインプラントができません。下顎には大きな神経があったり、上顎には副鼻腔があります。安全に、長持ちさせるために部位によってはできないこともあります。タバコを呑まれる方も向きません。タバコは末梢血管を収縮させ栄養供給しにくくなるので、インプラント周囲の組織に良い影響を及ぼしません。インプラントを支える骨を吸収させてしまうからです。

インプラント治療のページへ

宇治市 歯医者 tabacco2 なかむら歯科医院

 

 

義歯が出来るまでの期間はどれくらいかかるのか

2024年11月28日

虫歯や歯周病、歯の破折、根の先が長く膿んだりして歯を失うと、失った部分を何らかの形で補わないといけません。インプラント、ブリッジ、そして義歯がその選択肢になります。失ったままにしておくと隣の歯がその部分に向かって倒れていったり、噛み合っている歯が少しづつ伸びてきます。一番奥の歯が失われてそのままにしておくと、噛み合っていた歯が伸びてきて歯茎に当たるようになります。その状態が長く続くと、歯茎に硬い歯が慢性的に当たり続けることで、歯肉癌の原因になる可能性が生じます。また後からその部分に義歯やインプラントをしようとしても隙間がありませんから、伸びた歯を大きく削って隙間を作ることから治療を始めなくてはなりません。

宇治市 歯医者 extrusion なかむら歯科医院

ブリッジできないケースはよくあります。

ブリッジは失われた歯の前後に歯がないとできない治療です。歯があったとしてもできないことがあります。大雑把に言うと、失われた歯が連続して4歯以上あると保険診療から外れてしまします。(個別事例で違いますから確認が必要です。)なぜかというと、支えに用いる歯に相当の負担がかかってそれらの歯が長くもたないからです。(早く悪くなる)支えの歯が歯周病などで揺れているなら尚更です。そのことを伝えると“えー、ブリッジできないの?”という反応です。ブリッジは固定式で取り外ししません。ブリッジができないということは、保険診療では義歯、いわゆる入れ歯しか選択できない、ということだからです。

固定式にするには

取り外しの無いようにするには、インプラントがあります。(保険外治療になります。)どなたにでも治療出来るのではなくて、インプラントを埋入できるだけの骨のボリュームが必要です。歯周病や歯の破折で歯を失った方の顎の骨は少なくなっていることも多く、治療したくてもインプラントできなかったり、術前処置が必要になることもあります。条件が揃っているなら義歯に比べて快適かと思います。

インプラントのページ

義歯を作製していく工程

型取りの次に義歯が出来てくるかと言えば、そうでないことの方が多いです。1~2本失われた場合の義歯は、最短でそのようにすることができます。合いを診るためにもう1工程挟むこともあります。

印象

いわゆる型取りです。総入れ歯と部分入れ歯で少し違うところがあります。総入れ歯の場合は顎の土手の型取りですから、顎の形に合った型取り用のトレーで、型取りします。部分入れ歯の場合、噛んだ時に入れ歯が強く歯茎に押し付けられないよう、残っている歯にストッパーをつけなければなりません。型取りする前に、ストッパーを組み込むだけの隙間を作るため歯を少し削ります。虫歯を取ったりするのではないのでさほど大きく削りません。ですから通常は麻酔しません。また着脱するのに引っ掛かりそうなところを修正することもあります。その後顎にあった型取り用のトレーで型取りします。小さな義歯だと小さな型取りトレー、歯が多く失われている義歯は大きな型取りトレーになります。

宇治市 歯医者 impression なかむら歯科医院

保険外の義歯を作る時は、より精密に型取りする

自費の義歯は精密に型取りするために、個人個人にあった顎の形をした型取り用の道具を先に作ります。(既製品の型取りトレーを使って、実際に義歯を作る模型を得る型取りトレーを作ります。)

咬合採得

歯が沢山残っていると上下の模型を噛みあわせることは比較的容易なのですが、残っている歯が少ないと、上下の顎の模型を合わせようとしても、どこで噛んでいるかその関係がわかりません。口の中は、顎関節がありますから関係はわかります。模型を使って間接的に義歯を作りますから、上下と左右の関係がわからないと作っていくことはできません。総義歯含め、歯の多く失っている方は古い義歯の高さを参考に、無ければ男女差を踏まえて日本人の平均を参考に決めています。多くの歯が失われているにもかかわらず、そのままにされていると顎関節が変形していたりするのでとても難しい工程です。模型に問題があれば、印象に戻ります。

試適

咬合採得で得た上下の関係を元に、人工の歯を並べた完成前の義歯を作ります。模型を使って間接的に義歯を作っていきますので、どうしてもズレがでます。噛み合わせが低いとか、高いとか、金具が合うとか、合わないとか、実際の口に入れて確認します。必要があるなら完成する前に修正します。大きく高さがズレている場合は咬合採得に戻ります。

完成

いよいよ完成です。試適の時に修正してはいますが、完成前と完成時では材質が少し異なるので、どうしても多少のズレがでます。試適の時とは違う調整が必要になります。金具の付く歯が揺れていると、型取りの時に歯が少し動いた状態の型になることもあるのでピタッと合いにくいことがあります。(試適の時と材料が違うのでこういうこともあります。)模型は硬いですが、歯茎は軟らかいです。噛むと義歯は歯茎の方向に沈みます。噛む力、残っている歯の状態、歯茎の厚みなど皆さん違います。模型にすべて反映することはできませんから調整が必要なのです。

宇治市 歯医者 denture なかむら歯科医院

調整

靴を新しいのに変えた時に、靴擦れが起こるのと同じで、時間と共に擦れて痛んだり、強く当たったりするところが出てくるかもしれません。入れて終わり、ではなくて、一定期間使った後で調整することが必要になります。理由は先に述べた通りです。一回でパシッと合えば言うことないのですがなかなか難しいです。義歯を使ってらっしゃる方はどうしてもそれと新しいのを比較されます。ベテランとペーペーの違いはあります。今の義歯に問題はないが、新しいはどうかと考えられている方はこの点をよくお考え下さい。

義歯を小さくできるか

失われた部分が多いのに義歯をされていない方、小さな部分義歯は入れていたが新たな部分の歯が失われた方は、“作成した義歯が大きい、小さくできないか”とおっしゃることもよくあります。部分義歯は歯に金具をかけて、それで義歯の安定を図っています。残っている歯が少なければ少ないほど負担がかかり、歯に悪さをします。負担を少しでも軽くするために粘膜部分に負担してもらうので義歯が大きくなるのです。小さくすることは出来ますが残っている歯のことを考えるとお勧めはしません。義歯の強度も落ちます。(保険診療では、新しく義歯を作ったら、半年以内に義歯が壊れても新しく作り直すことはできません。一旦壊れると修理しても義歯は壊れます。)

宇治市 歯医者 clasp なかむら歯科医院

義歯の安定は金具をかける歯の形に左右される

部分義歯は歯に金具をかけて安定させます。歯の形として前歯は金具をかけるのに向いていません。前歯しか残っていない義歯は安定せず外れやすいです。歯が短いのも義歯の安定に向かないです。噛みしめなどで歯が大きくすり減っている方は歯の数があっても義歯は安定しません。倒れている歯 歯周病で揺れている歯も金具をかけるのに向きません。

宇治市 歯医者 bottle opener なかむら歯科医院

総義歯を安定させるには

総義歯は顎の土手がしっかり残っていると比較的安定しやすいです。歯周病で歯を失っていると顎の土手はかなり少なくて総義歯は安定しません。義歯の床面積が大きくすることで安定を図るのですが喉に近いところまで大きくすることもあります。ただ馴染みにくかったりします。

作るまでの回数は最低4回

これまでお話した通り調整まで入れると5回ですが、失われた本数が多ければ回数が延びることもよくあります。入れ歯にならないようにする、そのためには失くした一本目の処置が大切、できればブリッジは避けるということに尽きます。

義歯のページ

診療スケジュール

当院へのお電話からの問い合わせは0774-41-3461へ

診療時間
9:00〜12:30
14:00〜18:00
/
/
▲※
▲※
日・祝
/
/
休診日 / 木曜・土曜午後・日・祝日
▲※ 土曜日 9:00〜13:00 / 14:00〜17:00
お問い合わせはこちら
なかむら歯科医院

画像のタイトル

フッターオファー
© なかむら歯科医院