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よくある質問(親知らずについて)

Q1.口腔外科で抜かないといけない目安は?

A1.下記に記します。

・下歯槽管という大きな神経が下顎の深い所に通っています。
親知らずが横向きになっていて、かつ手前の奥歯よりもかなり深い位置にあると、抜歯する際に神経に影響を及ぼす可能性が高いので口腔外科での治療をお勧めします。
・上顎の上に上顎洞という空洞があります。
手前の奥歯よりも深い位置にある親知らずは、抜歯の際にそこに入り込んでしまうことがあるので口腔外科での抜歯をお勧めします。
・50歳を超えると歯と骨が癒着していくので難抜歯の可能性が高くなります。
・口を大きく開けられない方

Q2.抜いた後、痛いですか?腫れますか?

A2.症例によります。

抜歯のために切開をしたり、親知らずやその周囲の骨を削ったりしないと抜けない場合など、身体に大きな負担がかかった時には、術後に痛みが出たり腫れたりしやすいです。
また若年者の方が治そうとする身体の能力が高齢の方に比べて高いため、腫れやすいです。
大きな処置になっても腫れなかったり、さほど侵襲がかからなくても腫れることがあります。
同じ人でも前回は腫れなかったけれど、今回は腫れた、ということもあります。
個体差があります。
抜歯後2〜3日目が腫れのピークです。多くは1週間ほどで落ち着きます。
抜歯後には鎮痛剤、抗生剤をお出しします。
大事なイベントがあるなら避けて、翌日〜数日は安静にできる日に予約を取るとよいでしょう。

Q3.抜くのにどれくらいの時間がかかりますか?

A3.症例によります。

生えている方向、親知らずの埋もれ具合、生えている深さ、年齢、性差、歯の根の形、歯の大きさ、麻酔が効きやすいか効きにくいか、開口量(口を大きく開けれるか)、などが組み合わさるので、一概にどれくらいと言えません。
生えている方向が真っすぐで、少し頭が見えているようであればさほど時間はかからないと思います。
横向きで歯茎の中に埋もれて見えないようであれば、歯茎の切開をして、歯を分割して抜歯して、縫合を行うので時間はかかります。

Q4.一度に4本抜けますか?

A4.可能です。

入院していただき全身麻酔下で行う必要があります。
嫌なことは一度に済ませたい、留学など時間の制限があるなどの理由でそうされる方もいらっしゃいます。
決して特別ではありませんが、病院にある歯科口腔外科で治療していただくことになります。
ご紹介状が必要となります。
しばらくは流動食になるかもしれません。
一般の歯科医院で行う場合は最大2本ずつくらいかと思います。
右2本、左2本とかの片側ずつです。
どちらか片側で噛めるようにしておきたいからです。

Q5. 抜歯の手術中は痛いですか?途中で麻酔が切れることはありますか?

A5.麻酔が効いてから治療します。

局所麻酔をしっかり効かせてから抜歯を行います。
痛む場合は麻酔を追加するので遠慮なく伝えてください。
痛みを感じなくなってから抜歯します。
抜歯中は歯を押される感覚や音は伝わります。
それが怖さや痛みに感じることがあるようです。
途中で痛みを感じたら麻酔を追加しますので、何か合図をしてください。
通常2〜3時間ほど麻酔の効果が持続することがほとんどです。
骨の性状から上顎は麻酔が効きやすいです。
下顎は麻酔をしっかりしなければなりません。
そのため麻酔が切れるのに時間がかかります。

Q6.抜いた後、結構痛みます。どうしてですか?

A6.ドライソケットかもしれません。

抜いた後には血液が流入して、血の塊が出来て固まって、血餅というかさぶたができます。
若い男性に多いのですが、血液の流入が少なくてかさぶたができないことがあります。
あるいはうがいのしすぎで血の塊が流れてしまうのが主な原因になります。
この状態をドライソケットと言います。
その場合、ちょっとした刺激でも激烈な痛みを生じます。
その場合、もう一度麻酔をして抜歯した部分を掻爬して血餅を作るようにします。
穴を舌や爪楊枝で触る、吸うといった行為も避けましょう。
そうでなければ炎症反応が続いているかもしれません。
追加のお薬を服用し1~2週間様子をみてみましょう。

Q7.抜いたところが凹んでいます。治りますか?

A7.症例によりますが大抵よくなります。

生えていた状況、抜いた状況により骨の回復は千差万別です。
気になるかもしれませんが新しい組織が盛り上がり、1〜3ヶ月かけてゆっくり穴は埋まっていきます。
新生骨ができるのに約三か月、成熟した骨になるのに半年から一年かかります。
凹んでいるからといって爪楊枝や指で無理に取るのはやめてください。傷口を傷つけたり細菌感染を起こしたりする危険があります。
穴に入った食べカスは、お口をゆすぐ程度で自然に取れることが多いため放置して問題ありません。
ただ完全に元通りにならないこともあります。
どうしても気になって取れない場合や臭いが気になる場合は、無理に突っ込まず歯科医院で洗浄してもらうのが一番安全で安心です。

Q8.腫れているので抜いて欲しいのです。治療できますか?

A8.いいえ。

痛みや腫れがある当日に、即日抜歯することは基本的にありません。
炎症が強い状態では麻酔薬が効きにくく、もし治療を進めても治療中や治療後の痛みが悪化したり出血が止まりづらかったりするリスクがとても高いためです。
炎症の起きている場合、まず抗生剤で炎症を抑えて麻酔が効く状態にしてから処置をするのが基本です。
数日~一週間くらいかかることが多いです。
とても腫れていて痛い場合には、口腔外科を受診していただきます。
ご紹介状をお渡しします。

Q9. 親知らずって痛みがなければ抜かなくても大丈夫ですか?

A9.できれば抜いた方がよいでしょう。

痛みがなくても、抜歯が必要になるケースは多くあります。
まっすぐ生えて上下でしっかり噛み合い、綺麗に磨けている場合は残しても問題ありません。
しかし、斜めに生えていたり途中で埋まったりしていると、手前の大切な歯の虫歯や歯周病を進行させる恐れがあります。
また、将来妊娠や加齢で痛んだ際など、治療しなくてはならない時に、難しくなっているかもしれません。
自覚症状がなくても不急の時に抜歯しておくことをおすすめします。

Q10. 親知らずをほったらかしにすると、歯並びが悪くなるって本当ですか?

A10.はい。

横や斜めに生えている親知らずの場合、手前の歯を前に押し出して歯並びを崩す原因になります。
特にあごが小さく歯が生えるスペースが足りない現代人は、親知らずの生える力によって前歯にガタつき(叢生)が出てしまうことがあります。
また親知らずを残しておくと歯科矯正を終えた後、親知らずの力でせっかく綺麗に整えた歯並びが後戻りするリスクが高くなります。
矯正治療では親知らずの抜歯は必須です。
また歯並びが心配な方は早めに抜歯しておくと安心です。

Q11. 親知らずを抜いた当日の食事・入浴・運動で気を付けることはありますか?

A.11、あります。

血行が良くなる行動と傷口への刺激を避けることが必須です。

食事
麻酔が切れてから(2〜3時間後)、抜いていない反対側の歯で柔らかいもの(おかゆやうどん)を食べましょう。
辛いものや熱いものは刺激になります。

入浴・運動
当日は長湯を避けシャワー程度にし、激しい運動や飲酒は控えましょう。
血行が良くなると出血が止まらなくなったり、痛みが強まったりします。

傷口をなるべく触れない
舌や指で抜歯窩を過剰に触れるのもよくありません。
気になりますが触らないようにしましょう。

Q12.病院の口腔外科で抜歯しましたが、抜糸はしてもらえますか?

A12.はい。

術後に問題なければ拝見させていただきます。

Q13. 親知らずを抜いたら小顔になれるって本当ですか?

A13. いいえ。

小顔効果は期待できません。
骨格そのものが小さくなるわけではないため、見た目が変わるような変化はありません。

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