Q1.歯並びが気になりますが、いつから治療できますか?
A1.目安は8歳くらいです。
マウスピース矯正は歯を覆う面積が少ないと動きません。
6歳臼歯と前歯4本が永久歯になって完全に生えきっていたら治療開始が可能です。
(他の歯は乳歯でよいです。)
上顎の成長は10歳でほぼ終わります。
それまでに顎を大きくしきらないと歯は綺麗に並びません。
(下顎はそれから大きくなります。)
通常上あごの方が下顎よりも大きいので子供の場合、上顎を適切な時期に適切に大きくしておくことが重要です。
目安は8歳ですが、歯列不正がきつい場合はもう少し早く始めることもあります。
Q2.治療期間はどれくらいですか?
A2.最長2年です。
マウスピース矯正ではコンプライアンスを守っていただけないと歯は動きません。
目が届かない時にマウスピースを外していたら効果はでません。
適当な装着の仕方だとマウスピースと歯がフィットしないので、やはり効果が出ません。
その他様々なコンプライアンスを守っていただくことが条件です。
そうでなければ期間内に治療は終わりません。
治療期間が延びてしまった場合、新たに費用が発生します。
家族の協力もかなり重要なファクターです。
Q3.来院間隔はどれくらいですか?
A3.治療計画によります。
当院では最初は1か月後に来院していただきます。
そのあとは治療計画によって来院間隔は決めていますが、2~3か月後のことが多いです。
マウスピース矯正の場合、適合が良くないと想定通り動きません。
乳歯の交換期に当たる時期の治療なので、治療中に乳歯が揺れてくることが多々あります。
そうするとマウスピースの適合が悪くなることがあります。
その場合は来院していただかなければなりません。
症例により来院間隔が短くなる場合もあります。
Q4.装着時間は大人と同じですか?
A4.はい。
当院では22時間以上を装着の基本としています。
食事と歯磨きの時間以外は、基本的に入れていただきます。
それ以下になると治療効果はかなり落ちてしまいます。
マウスピース矯正では外している時間分だけ歯は戻ります。
8時間外すと16時間装着になります。
2歩前に進んで(16時間分)1歩戻る(8時間分)ことになります。
1歩分つまり8時間分しか前に進みません。
1日22時間装着したら20時間分前に進みます。
当院では22時間以上装着を基準にしています。
Q5.学校に行っている時も装着しますか?
A5.はい。
食事と歯磨き以外の時間は装着していただきます。
授業中、体育の時間、運動会、修学旅行、課外授業、どの場面でも装着していただきます。
体調が悪い時はやむを得ませんので、外していただいて結構です。
なくさないよう管理してください。
外している時間が長くなると、適合が悪くなるので追加アライナーになる可能性があります。
その時間分だけ治療期間が延びます。
きちんと保護者の方からも装着に関して言い聞かせるようにしてください。
Q6.子供は治療したくなさそうです。治療できますか?
A6.いいえ。
本人の意欲がなければ見合わせた方がよいでしょう。
取り外し可能な装置であるため、自己管理が必要です。
保護者の目が届かないところで外していたら歯は動きません。
“ちゃんとしています”と保護者がおっしゃっても、早期に適合が悪くなっている回数が多ければ、外している時間が長い可能性があります。
1日22時間以上装着していただかないと治療が予定通り進みません。
主体性を持って自ら取り組めるようになるまで、やむを得ず待つのが得策です。
Q7.今回治療すればもう矯正しなくてよいですか?
A7.いいえ。
小児マウスピース矯正の目的は、上顎を10歳くらいまでに大きくする、ことです。
歯が並ぶだけ顎を大きくするということです。
上顎の成長の次に下顎が大きくなります。
10歳前後ではまだ乳歯が残っています。
代わりに生えてくる永久歯が曲がったり、回転して萌出してくる可能性もあります。
また下顎が正しく成長するかも予想できません。
小児マウスピース矯正の治療期間は1.5年以内と決まっているので、別途治療が必要になる可能性があるのです。
Q8.乳歯が生え変わりますが大丈夫ですか?
A8.はい。
小児のマウスピース矯正では乳歯が抜け変わることを想定しています。
ただしグラグラしている乳歯のためにマウスピースを装着できない場合は抜歯します。
治療が進まないからです。
お子様は嫌がると思いますが、治療期間を最短にする意味でも、ご家庭で良く言い聞かせるようにお願い致します。
抜けた後、永久歯が萌出してくるまで時間がかかります。
マウスピースを使い続けることで永久歯が萌出できるスペースは確保できていますのでご安心ください。
Q9.噛みしめでマウスピースは壊れませんか?
A9.いいえ。壊れます。
歯を動かすための最低限の強度しかないからです。
厚みは0.75㎜しかありません。
だからマウスピース矯正では、矯正力による痛みがないのです。
それより軟らかいと歯に力は伝わりません。
逆に厚いと硬いので痛みが生じます。
噛みしめの力が強いと壊れます。
噛み締めの力は最大で体重分あると言われます。
大人では余りありませんが、子供の場合壊してくる子供さんがいらっしゃいます。
一部の子どもですが、同じ子供ばかりが壊してきます。
Q10.壊れたらどうしたらよいですか?
A10.連絡してください。
マウスピース矯正は5~7日ごとに交換をしていきます。
交換してから数日経っている場合、次のマウスピースに進むことがあります。
交換してすぐに壊れた場合、次のマウスピースに進むと動きが大きくなるので装着できない可能性が出てきます。
マウスピースを交換して何日目かと、何枚目かをご確認していただき、医院までご連絡ください。
次のマウスピースに進むか、ご来院していただくか、をお伝えします。
直ぐに対応できないこともあるので、折り返しお電話を差し上げます。
Q11.歯科治療が得意ではありません。治療できますか?
A11.いいえ。
1人で診療室に入ることができ、通常の歯科治療ができないようであれば、矯正治療はできません。
マウスピース矯正では歯にアタッチメントという歯科材料を歯面に設置します。
歯の表面を綺麗にしてから歯の上に設置します。
設置後はみ出た不要な材料を削る必要があります。
虫歯ではありませんが、流れ的には虫歯治療に準じたことを行います。
そのため治療開始には適切な時期であっても、心理的に治療を受け入れられなければマウスピース矯正は行えません。



