Q1.詰め物、被せ物は定期的にやりかえた方がよいですか?
A1.いいえ。
何か症状があるならレントゲンを撮影して確認しますが、虫歯などでなければ不要です。
年数がやり替える基準ではありません。
ただし保険診療の金属には酸化する金属が含まれているので虫歯のリスクが高いです。
保険診療の白い材料も歯垢が比較的付きやすく虫歯のリスクはあります。
やり替える度に歯は少しずつ小さくなるので、やりかえるなら、自費診療になりますが貴金属かセラミックにされた方が良いでしょう。
酸化する材料は含まれていないので、材料劣化による虫歯のリスクはなくなります。
Q2.治療後からしみるようになりました。虫歯が残っているのですか?
A2.いいえ。
虫歯を取り切ると当然神経までの距離が短くなります。
そのため詰め物をしても滲みることがあります。
金属による詰め物なら熱伝導性が高いので刺激が伝わりやすいです。
白い詰め物の方が伝導性は低いですがそれでも滲みることはよくあります。
神経を保護する材料を使用しても半年くらい続くこともあります。
個人差もあり同じ治療をしても滲みる方、滲みない方があります。
虫歯が大きければ治療後に滲みるリスクはやはり高くなります。
Q3.同じ場所ばかり詰め物が取れます。どうしてですか?
A3.確認してみないとわかりません。
詰め物や被せ物は接着する面積が大きければ大きいほど取れにくいです。
取れた物を見て薄い場合、接着面積が少ないので脱落のリスクは高いです。
元々の歯が小さいと改善することは難しいです。
また歯ぎしりや噛みしめのきつい方によく起きます。
繰り返し、体重くらいの力が少しずつ接着セメントを壊していくからです。
再治療しても、力のコントロールができないと脱落を繰り返します。
根本的なアプローチではありませんが、歯ぎしり用のマウスピースが有効です。
Q4.痛みは無かったのですが神経処置が必要な虫歯があると言われました。そんなことがあるのですか?
A4.はい、あります。
虫歯が進行していても、進行が緩徐な場合があるので痛みを感じないことが結構あります。
噛む面よりも歯と歯の間や、歯の付け根の歯と歯の間に虫歯ができることが多いです。
物が詰まったり滲みたりすれば分かりやすいのですが、ある程度進行しないと症状がでないこともよくあります。
また年齢が上がっていくと、痛みを感じにくくなっていることが多く、何かをきっかけに痛むことがあります。
自覚症状がなくても、定期健診で指摘されたならレントゲン検査などで虫歯の深さや神経の状態を確認してみることが必要です。
Q5.歯の溝が黒いのですが虫歯ですか?
A5.はい。
そうです。そうではあるのですが、同じ黒いでも虫歯の進行具合は様々です。
虫歯の進行が進行中であれば積極的に治療を行います。
虫歯の進行が停止していれば、経過観察でよいです。
虫歯の進行具合はレントゲンや機材を使って歯科医師が総合的に診断します。
虫歯の進行が停止していても、その方の口腔環境も鑑みて治療に踏み切ることもあります。
進行が停止していてもいつ進行するかはわかりません。
経過を診るため定期検診は必須です。
Q6.今まで痛みはなかったのに治療したら痛くなりました。そんなことはあるのですか?
A6.はい、あります。
主に2つの理由があります。
1つは治療自体の刺激によるものです。
虫歯が深く神経の近くまで達するような大きな虫歯や、削る刺激が加わると歯の神経や周囲の組織が一時的に炎症を起こして痛むことがあります。
根の治療中や直後は、細菌に感染した神経や膿を取り除く処置、薬を詰めることに対しての生体反応として、数日間は噛むと痛むことがあります。
通常は数日〜1週間ほどで自然に治まりますが、3~6か月くらい痛みが続く場合もあります。
Q7.黒いところがありますが、治療しなくてよいですか?
A7.状態によります。
虫歯の進行が止まっていると判断できた場合、口腔清掃環境、噛み合わせ、定期健診の受診状況などと照らし合わせ、経過観察にしています。
ただし検診期間を短くし、必要と判断すればすぐに治療します。
そうでなければ更に経過観察を続けます。
もちろん明らかな虫歯であれば治療します。
詰めてある金属の色が透けて黒く見えることもあります。
その場合は治療の必要はありません。
歯の神経が無い歯は歯全体が茶色くなります。
虫歯の色とは異なります。
Q8.金属の詰め物を白くやり替えたいですができますか?
A8.はい、できます。
ただし保険の白い詰め物や被せ物では噛む力に耐えられず、壊れることもあります。
保険治療の取り決めで2年以内に被せ物が壊れてしまうと再度保険でやり直すことはできません。
壊れるリスクが高い場合、やり替えることは止めた方がよいです。
また材質的に歯垢が付着しやすいので、やり替えるならセラミックの詰め物にすることをお勧めします。
一番奥歯は噛み合わせ的に金属が良いです。
ブリッジもかなり条件が揃わないとお勧めしません。
Q9.ズキズキして痛みがありますが、神経残せますか?
A9.状態によります。
口の中に冷水が入った時だけ痛んで、しばらくして痛みが引くようであれば、神経を残せる可能性が高いです。
神経を鎮静させる薬を用い、痛みの症状がなくなってから神経を残す処置を行います。
鎮静させる薬を用いても違和感が少しでも残るなら神経処置をする方がよいでしょう。
鎮静剤をもちいてもズキズキしている拍動痛がずっと続く場合、残念ですが神経処置する方がよいでしょう。
ズキズキすることは無いが大きな虫歯がある場合、神経を残せる可能性はあります。
神経がダメになっている場合もありますので歯科医院で確認しましょう。
Q10.歯にとても白いところがありますが、虫歯ですか?
A10.検査してみないとわかりません。
周りに比べ白すぎる部分は白濁と言います。
歯の結晶が歪んでいるが均衡を保っている状態だと虫歯になっていないことが多いです。
その状態だと虫歯にならない状態になっている場合が多いです。
前歯に多いです。エナメル質の下に象牙質があります。
エナメル質は白く象牙質は黄色いです。
虫歯はエナメル質より象牙質の進行が早く、黄色味が失われるので、白さが際立ってきます。
そのようなケースは奥歯の歯と歯の間に多く見られます。
Q11.前歯の一部だけ白いのですが治りますか?
A11.はい。
白濁を解消する新しい薬材も登場しています。
ただし保険外治療になります。
当院には現在のところ未導入です。
保険診療でも出来ますが、白い部分を削って詰めるという治療になります。
ただし詰める材料は白いのですが、経年的に劣化するので色が少しずつ茶色っぽくなっていきます。
一旦削ってしまえば歯を元に戻すことはできないのはご承知の通りです。
そのため、もし治療を希望されるなら先ずは削ることのない保険外治療の白濁治療をお勧めします。



