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口腔がんの発見率は0.09%(胃がんは0.10%)

2023年1月12日

定期健診にお越しいただくと、むしばのチェック、歯周病のチェック 歯周ポケットの測定 歯の動揺度測定、かみ合わせのチェックなどとともに軟組織、舌、舌の下、唇の内側、頬の内側、上あごの粘膜、歯ぐきの色などに問題がないかを診ています。

紫か紅か白か黒か。

黒はわかりますよね。何かの拍子に噛んでしまい内出血していることもあります。その場合は消えますが、ずっとあって逆に広がっているのはあまりよくありません。その場合は至急口腔外科での精査をお勧めします。紫も色が段々周りの色と変わりないようになれば問題はありません。

赤色、白色、の場合にはその性状を診ていかないとわかりません。凹んでいるのか、出てきているのか、周りが赤くて中が白いのか、隆起しているのか、境界明瞭なのか、そうでないのか、痛いのか痛くないのか、きれいな色かそうでないか。健常な状態から大きくかけ離れているようであれば早めに口腔外科の受診を勧めます。健常な色に近い場合は経過を見てもよい場合もあります。その場合は2週間程度を目安にしています。痛みもない場合には受診を勧めてもなかなか受診していただけないのですが、その場合には当院で口腔内写真を撮り2~3か月毎の経過観察を続けていくことがよいと思います。本当は口腔外科を受診していただきこちらも安心したいのですけれど。

舌の上の色は見ますか

舌の上が白い、あるいは黒い

軟食が多いと舌の上が白くなったり、抗生物質を長期に服用するといわゆる口に常在する真菌いわゆるカビが優勢になり舌の上が黒くなります。これらは原因がはっきりしているので原因が解消されるとよくなります。舌の上に白い模様ができることがあります。また舌に深い溝ができていることがあります。これは原因不明なのでどうしようもありません。でも問題はありませんから経過観察していけばよいです。

大変なのは舌がんです。

口腔がんの6割は舌がんです。そのほとんどは舌の端、舌縁に発生します。危険因子として、1、喫煙、飲酒 2、慢性の機械的な刺激 3、口腔の不衛生 4、加齢

これらの刺激が長期間繰り返されることによって正常な細胞が通常の細胞のサイクルから外れて増殖し続ける がん細胞へ変化していくことにより がんが発生するとされています。

慢性的な機械的刺激として、舌側に倒れこんでいる歯、虫歯、歯ぎしりなどで歯が尖っている、合っていない詰め物や義歯 があります。包丁状に鋭く薄くなった部分があればそこを研磨は重要で、来院時にチェックはしています。必要であれば定期健診時にお話しして調整をしています。アフタ、いわゆる口内炎は7~10日で消失することが通常です。長く消失しないようであれば受診をお勧めします。また、入れ歯の当たるところも放っておくのもよくありません。慢性的な刺激ですから口内炎の薬を塗ってもよくなりません。義歯の調整は必ずしてください。特に義歯が新しくなった場合はいわゆる当たりが出てきますから遠慮は不要です。

0.09%の意味

頬や歯ぐきに薄い白いまだら模様があるとものが当たったり、しみたりする場合、あるいは舌や歯ぐきに境界明瞭な白い部分がこすっても取れず、長くへばりついている場合があります。これはがんになる前兆となることがあるので要注意です。細胞を取って組織検査して病名を特定した方がよいです。口腔外科で検査して切除することもありますが経過観察することも多いです。定期健診に来ていただくと共に口腔がんの検診も当院では行っているつもりです。尖っているところがないか、義歯と擦れているところはないか、粘膜の異常はないか、などなど。むしばや歯周病だけではないことをご理解ください。

集団検診におけるがんの発見率は

胃がん 0.10% 大腸がん 0.16% 子宮がん 0.10% 乳がん 0.06% 肺がん 0.03%

口腔がん 0.09% です。

宇治市 歯医者 shiga dental assosiation なかむら歯科医院

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