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オーラルフレイルって知っていますか。

2022年10月27日

ここのところ耳に入ってくる言葉です。横文字ですから何のことと思われますよね。オーラルは口のこと。ではフレイルは何か?それは虚弱、衰えのことです。つまり口の機能の衰えということです。

 口の機能が衰えるとは

具体的に
硬いものが食べにくい
お茶や汁物でむせる むせやすい
口の渇きが気になる
しゃべりづらい 滑舌が悪くなった
食べこぼしがある
などが挙げられます。

口の周りにそういうことが起こってくると、全身のフレイル(衰え)が加速されます。
健康な人と比べると、身体的フレイル(衰え)が2.4倍、筋肉量の減少(サルコペニア)が2,1倍、要介護認定が2,4倍、死亡リスクが2,1倍になります。

サルコペニア(筋肉量の減少)の有無を簡単に調べる方法

簡易的なサルコペニアの診断法があります。それを指輪っかテストと言います。
左右の手の親指同士、人差し指同士でふくらはぎの一番大きいところを挟んでみてください。挟みきれないなら大丈夫! でもぴったりか、余るくらいなら筋肉が衰えている、減っている診断できます。
筋肉量が減ってきてます。衰えが始まっているか、既に進行しているのです。
プレフレイル(前虚弱)、フレイル(虚弱)の状態であればまだしっかり対策をとればブレーキをかけられます。要介護に近づかないようにするには、どうしましょうか?
宇治市 歯医者 指輪っか なかむら歯科医院
良質なタンパク質を取り入れることと、運動することが大切です。
ウォーキングはよく言われているところです。足腰が弱らないことが大切ですよね。外出が少なくなることもフレイルの危険性を知る1つの指標です。
要介護状態にならないためには十分栄養を摂る必要があります。それもバランスよく。
口の筋力が衰えてよく噛めないとやわらかい食品を選びがちで、栄養の偏りや不足を招きます。硬い食品も噛める口の筋力、口の環境を維持することがとても重要です。
虫歯や歯周病、失われた部分をそのままにしておくと噛みづらかったり、片側噛みをしたりして偏食を招きやすいです。
特に良質なタンパク質であるお肉を食べられる環境を整えておくとよいです。マメなど植物性のタンパクを摂ることもできますがより、口の筋力を使うことでオーラルフレイルの予防にもなりますから、お肉を食べられるようでなければいけないと思います。
そのためにしっかりと治療をしなければなりませんし、治療後もそれを維持するよう定期な受診されることをおすすめします。

口の筋力が食べる力を支えています。

噛む、飲み込む(嚥下といいます)という動作を支えているのは、唇、頬、舌の力強さと巧みな動きなのです。
口の筋肉を鍛えるトレーニングを行い、オーラルフレイルの危険性が低い方は予防を、オーラルフレイルの徴候、症状のある方は改善を目指してピンピンコロリを目指しましょう(笑)
具体的な口の筋トレ方法は後日お伝えします。

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