口を潤しましょう。
口が乾燥していると、虫歯や歯周病になりやすかったり、風邪を引きやすくなったり。口のうるおいは健康に欠かせません。口のうるおいをアップさせるために効果的な方法は
- ・水分をよく摂る
- ・抗酸化食品を多く摂る
- ・唾液腺をマッサージする
- ・よく噛む
が考えられます。
噛むという刺激で唾液が出てきます。唾液の分泌量を増やすのに効果的なのがよく噛むことです。かむことで耳下腺、顎下腺、舌下腺を刺激し唾液が分泌されます。
食材を大きめに切って食べると回数をかけないと食べることができません。回数をかけることで唾液の分泌量が増えますから、効果的だと言えます。切り方を少し大きくすることで誰でも出来る簡単な健康法の一つです。お金もかかりませんよね(笑)
とくによく噛むということは直接唾液腺を刺激出来て効果的です。気軽に取り組めますね。
唾液のもつ力
唾液の中にはIgAと呼ばれる抗菌、免疫物質も含まれていて、体内に入ろうとする細菌やウィルスと戦ってくれます。また、唾液の量が多ければ多いほどIgAも多くなります。
健康であるためには口の健康を防ぐことがとても大切です。
噛む回数が増えれば増えるほどカロリー消費量は増加します。早食いはカロリー消費量が低いです。体重コントロールするにはゆっくり回数をかけて唾液をよく出すことが有効です。
虫歯や歯周病のもとになる細菌を取り除くのは歯磨きだけではありません。唾液は細菌を洗い流し虫歯や歯周病のリスクを減らしてくれます。
また唾液には食後に酸性になった口の中を中性に戻してくれる働きもあります。酸性の時間が長いと虫歯になります。虫歯になるリスクを減らすのです。
脳の活性化
噛むことで頭に刺激がいきます。脳の前頭前野が活性されます。
もちろんやわらかい食べ物だと噛む回数や噛む力がそれほど必要がありませんから刺激も、唾液の分泌量もさほどではありません。普通の食事でよいのです。普通の食事をできる口腔内を維持していきましょう。
噛むという刺激で脳内の海馬というところからドーパミンというやる気と達成感を強化するホルモンが分泌されます。しっかり噛むという習慣が脳を活性化し、満ち足りた気持ちになりやすいです。
口角が上がります
顔には30種類以上の筋肉があり、食べ物を噛む時や話す時はもちろん、表情を作るときにも使われています。中でもモノを噛む時に使う咬筋はとても大切です。口の周りの口輪筋や頬筋などに刺激を与えて鍛えています。しっかり噛むことで顎や頬のたるみを防ぎ口角がしっかり上がった笑顔がキープできます。表情筋トレーニングの一つとして噛むことはとても有効です。
噛むことの効果はご理解していただけたかと思います。ですから尚更年齢を重ねても、何でも食べられる口腔内環境を整えておくことが大切です。