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加齢による口腔内の変化 1

2022年8月11日

加齢とともに口腔内にも色々と変化が出てきます。まずはわかりやすいところからお話ししていきます。

歯の色が黄ばむ

一番わかりやすいのは歯が黄ばんでいくことです。乳歯は英語でMilk Toothと言います。文字通りほんとの白、という白です。永久歯はエナメル質の透明感がありますから乳歯の白さとは少し違います。加齢とともに歯にヒビが入っていき段々色が黄ばんでいくのです。

加齢による黄ばみはホワイトニングにより解消されることが多いです。

歯茎が下がる

歯を支える骨、歯槽骨が下がっていきます。それにつれ歯周病でなければ歯茎が下がっていきます。歯はその先に向かって細くなっていきますから(寸胴ではないので)歯と歯の間に隙間が空いてきます。

そのためその隙間が黒く見えてきます。見えているだけなので虫歯ではありませんが、歯の根っこが虫歯になりやすくそこが黒くなりますから、拝見させていただかないとわからないです。

下がった歯茎は元には戻りません。戻すことも基本的にはできません。歯が長く見えるのもそのせいなのです。

歯茎が下がると虫歯になりやすい

歯の根っこが出てくると表面性状がエナメル質でなくセメント質に変わります。エナメル質に比べて虫歯への抵抗性がセメント質は低いです。

先に述べたように歯と歯の間が空いているので食べ物や歯垢が残りやすく虫歯になりやすい環境にあります。

高齢の方はなかなか補助的清掃具、歯間ブラシやフロスを用いる方が比較的少ないので虫歯になりやすいです。

下の前歯の歯並びが悪くなる

歯を支える歯槽骨が下がることもありますが、基本的に歯は体の真ん中に向かって倒れる傾向にあります。そのため昔はきちんと前歯が並んでいたのにだんだん歯並びが悪くなってきた、とおっしゃる方が多いです。矯正治療をしないと元に戻りません。

歯が重なると歯垢も除去しづらく、虫歯や歯周病になりやすいです。重なり具合によっては抜歯も選択肢になります。

虫歯の進行は遅い

子供と違い虫歯の進行は緩徐です。そのため痛みもなかなか出にくいです。

歯が折れました、と言って来院されることもよくあります。

通常は歯が折れていれば神経が出るのですが、高齢になると神経が小さくなっていくので出ないことがあります。

こうなると元に戻すに戻すのが大変です。

特に歯の根元近くで折れて、神経も残っているとなると、被せ物を被せるのに神経を取らなければなりません。それから土台を立てて被せていきます。今まで痛くなかったところの神経を取らなければなりませんし、特に下の前歯など土台を立てるのも大変で、その被せ物も取れやすい傾向にあります。その場合にはあえてもとに戻さず、歯茎の高さのままにして義歯に組み込んで対応します。

神経治療になっても、神経が小さいのでそれを見つけるのが大変です。また治療に時間がかかります。神経治療は歯の中の神経が入っていた管の大きさを大きくすることに時間がかかります。

虫歯になっても小さいうちに治せば大掛かりにならないので定期的な受診をおすすめします。入れ歯の金具の掛かっている歯は歯垢が残りやすいので特に注意が必要です。

小さな虫歯や進行の止まっている虫歯に対しては削ったりすることなく、進行止めで対応すればよいこともあります。

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