タンパク質低栄養は歯周病のリスク因子です。
噛めない人は炭水化物を多くたべる傾向にあります。
イモ類、穀物を多く食べる
ナッツ、果物、キノコ類、魚介類、肉類、牛乳・乳製品、お茶・紅茶が少ない傾向です。
歯が痛くて噛めない、歯が抜けて噛めない、義歯が適合せず噛めないと摂取しやすい炭水化物を過剰摂取し、タンパク質低栄養になります。
いろいろな問題点はありますが、同じ食べ物でもなるべくGI値の低い食事にして血糖値の上昇をなるべく低い方がよいとされています。
白米より玄米、
食パン・フランスパン・ベーグルより全粒粉パン・ライ麦パン・
うどんより日本そば
コーンフレークよりオールブラン
など
低GI値食(食物繊維)では栄養吸収がゆるやかなのでインスリンの過剰分泌がありません。
人間が吸収しきれない残り物を腸内細菌が餌にしています。そうすることで腸内細菌が健全化されます。
歯周病と糖尿病の共通リスク因子があります。
それは慢性炎症、低栄養です。炎症の方がリスクは高いです。
低栄養としてはビタミン、ミネラル、マグネシウム不足
慢性炎症はプラーク(歯垢)、内臓脂肪で、そちらへのアプローチが必要になります。
意外なのがマグネシウム欠乏です。
糖尿病、歯周病の共通因子です。
腹部の肥満、運動不足、ストレス、喫煙、睡眠不足、加齢、穀物の食物繊維と共にマグネシウム摂取不足による新型栄養失調が
インスリン抵抗性が増大し、インスリン分泌能が低下します。
マグネシウムは白米を玄米、発芽米にすることで接種できます。
歯を喪失すると食材をなんでも噛んで食べることができなくなり食事内容が変わってしまう。
そのためタンパク質低栄養になりがちです。
多数歯を喪失したひとにとっては噛めないために低栄養になる可能性が高くなります。
栄養の知識があっても噛めないために低栄養になります。
義歯やインプラントなどで咬合力や食品粉砕力を回復させることが栄養状態を改善させることにつながります。
通常の義歯とインプラントでは噛める力は有意差があるくらい違います。
ただ噛めるようになっても食事の改善が見られないと(糖質偏重食やタンパク質低栄養のまま)意味はありません。
治療と共に栄養の改善が(食生活の改善)必須なのです。