Sleep apnea syndrome 略してSAS 睡眠時無呼吸症候群について
子供の早期矯正治療と緊密な関係があります。
睡眠時無呼吸症候群(以下SAS)の予防的な根本治療は子供の時期の矯正治療が非常に有効であると言われています。
SASの多くは主に硬組織と軟組織に起因することが多く一つの形態異常と推察されます。
上顎前突(いわゆる出っ歯)の早期治療することが将来成人での重篤SASの予防になります。
出っ歯は下顎が後退していることが多いです。
横から顔を見たときに鼻先と上唇を結んだ線よりも下顎が引っ込んでいる状態。
唇を閉じたときにいわゆる”ウメボシ”ができる方など。
遺伝的な傾向がありますから、両親のいずれかが当てはまる方は観察してみてください。
下顎が奥にあることで、舌が後ろに押しやられて気道が狭くなります。
当然寝ると重力で更に狭くなってしまうと考えられています。
ですから骨格の変化を期待できる6~8歳の時期を逃さないようにすれば将来のSASを予防できると期待できます。
つまり下顎を前方に成長させて舌の位置を正常な位置に戻すことが大切なのです。
そのうちと思っているうちに成長見込める時期は意外と早く通りすぎていきますから、気にかけていてください。