受け口の時のブログの写真にあげてありますが、成長曲線は部位によって違います。
頭部が先に成長し、後から下顎含めた部分が成長していきます。
受け口の治療は頭部の成長のあるうちに始めた方が良い、しかも可及的に早い方がよいです。
身体も頭部に続いて成長していきます。
出っ歯は下顎の劣成長であることが原因の一つです。
(上顎の過成長であることもあります。)
ガタガタは顎の大きさが小さくて歯が並びきれないことが多いです。
(歯の大きさが大きい場合もあります。)
ですから出っ歯もガタガタも、成長があるうちに治療は始める方が良いです。
成長のあるときの治療はワイヤーを使うのではなく、顎の成長を促すことが主になります。
(日中1時間と夜間使用の取り外しの装置になります。)
きちんと歯並びを治す、というよりは大枠を治すという感じです。
(劣成長を出来るだけ解消することを目標とします。)
年齢からいうと6歳から12歳まで。
それ以降になれば取り外しの装置で治療は難しく、いわゆるワイヤーでの治療になります。
出っ歯具合、ガタガタ具合がキツければ抜歯して矯正していくことが多いです。
(抜歯なしで治療できることもあります。)
時期を逸するとできない治療が、小児矯正です。
もちろん資料採取した上で適応症かそうでないかを診断していきます。
適応症でないケースもあります。その場合は矯正専門医での治療がよいでしょう。