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顔をみるとどこに問題があるかがわかります。

2024年8月22日

顔を見て何がわかるのか

さすがに虫歯の場所とか、歯周病の進行度などはわかりませんが、お口を拝見する前に噛み合わせに関すると顔をみるとある程度のことがわかります。

瞳孔線と肩を結ぶ線、唇が平行かどうか

どちらかの肩が上がっているかどうか

眼が片方小さい

ほうれい線が深くなく、左右対称かどうか

顎先が鼻や眉間のラインからどちらかにずれているかどうか

エラの部分の筋肉の左右差

そちら側の噛み合わせの高さが低くなっていることを示しています。噛み合わせが低くなると噛みしめる時に使う筋肉、咬筋と言うのですが、その噛む力で下あごが後ろに引かれて顎の関節に問題が出ます。高さが低くなると筋力が強くかかるので肩や、目の筋肉まで影響を及ぼします。筋力にひかれて頭がそちらに傾きます。そうすると頭は平衡感覚を保つために肩を上げるのです。

顎先部分のニキビ

下口唇の下の部分に影が出来る

下あごにウメボシができる

下顎が後退していることを示しています。上あごが小さいとそれに合った下あごになりますから、必然的に下顎が前に出れずに後ろに行きます。上あごが普通の大きさでも噛み合わせの高さが低いと、噛んだ時に前歯が先にあたって、下顎がやはり後ろにいきます。上あごが小さいと八重歯や歯並びガタガタであることが多いです。小さいのは哺乳から離乳食の時期に問題があったり、鼻呼吸がきちんとできていないことが原因です。唇が乾燥していることも口ポカンで、鼻呼吸できず口呼吸していることを示しています。口呼吸している方は歯並びはよくないことが多いです。

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その上で口腔内診査をしていきます。

レントゲン写真はその次に

どの治療を行うにしてもいろいろと診査を行うのですが、その中でもレントゲン診査は色々なことを教えてくれます。レントゲン写真でも写り方、映し方によっては正しく読影しないと間違った診断をしかねません。そのための研鑽は積んでいますし、アップデートしています。見えないところを目で確認できることが一番のメリットです。

レントゲン写真の陰影を読み取る

やわらかい部分が黒く、硬いところが白く映ります。歯茎や舌、神経、血管は黒く映ります。歯や金属、セラミックなどは白く映ります。虫歯は硬い歯が侵食されてボソボソと、軟らかくなっていきますから黒く映ります。初期う蝕はとても小さいので見逃しがちです。どうしたものかと確認するのにレントゲン写真は有用です。

レントゲン写真は細かいところを見るものだけではありません。

局部のレントゲンもとても有用で細かい部分を診るのにとても有用です。大所から見るために大きなレントゲン写真を撮影します。

パノラマレントゲン写真

顎の関節

耳の前に人差し指を当てると顎の関節を触れることができます。顎の開け閉めするとよくわかります。開ける時に左右差がないとよいのですが、動きに差があったり音が片方だけすることがあります。レントゲン写真と突合させてみます。顎の関節の形は親指のような形をしています。顎が定位置より後ろに下がっていると顎の形に変形が起きます。先ほど述べたように噛み合わせが低くなったり、前歯が奥歯よりも先に接触すると顎が後ろにいきます。顎の開け閉めでカクカクします。

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歯の、後ろへの倒れ具合

歯は身体の真ん中に向かって寄りかかっています。上の奥歯だけは例外でやや後ろ向けのことが多いです。イレギュラーな歯の倒れ方をしていないかをレントゲンで確認できます。上の親知らずの手前の歯が虫歯や萌出方向がおかしな場合、上あごの親知らずがあるかどうかとどの方向を向いているかを検討します。戦略的に手前の歯を抜いて、親知らずをその歯の正しい位置に誘導できるかどうかを考えることもします。

PAセファロレントゲン写真

頭を前後方向から撮影するレントゲン方法です。得られる情報は

咬みあわせの面

眼や鼻、頭蓋に対して平行かそうでないかを診ます。傾いていたらそれを是正するようにします。

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上と下の顎の幅の違い

バランスが取れた割合になってなっているかどうかを診ます。上あごが小さいと大きくする必要がありますが、骨ごと広げるのか歯を傾けて広げるかの診断をします。

鼻の中の骨の詰まり具合、歪み具合などがあるかどうかの確認で歯の治療よりも鼻の治療をお勧めすることがあります。

セファロ

頭を横方向から撮影するレントゲン方法です。得られる情報は気道の広さ、狭さを見ることができます。気道が狭いのは下あごが奥に押しやられていることが多いです。噛み合わせが低くなっていたり、前歯が奥歯より先に当たる噛み合わせになっているとその傾向にあります。

頸椎の歪み

呼吸しやすく、気道を確保する頭位に身体は自然とバランスを取るのですが、顎の位置が正しくないと頭を前にもっていきます。その位置をキープするのに頸椎がストレートネックや逆湾などになります。

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口元

下顎が後ろにいくと下唇の下が大きく凹みます。軟らかい部分ですが比較的明瞭に映ります。下顎を前に出して、噛み合わせを高くできるかどうかなどの診断に用います。

得られた情報活かせる矯正治療

お口の情報を得るのに型取りをして模型を作ることが一般的です。粘度みたいなものを口の大きさに合わせた型枠に入れて型取りします。皆さんも一度や二度は経験されていませんか?ちょっと苦しいですよね。

アナログからデジタルへ

出来上がった模型を基にそれぞれの歯の幅や顎の前後径や左右の幅を測ったりしていました。その模型に枠を作った上で、各歯ごとに分割して正しい歯並びにして枠に戻していく。戻らないようなら顎の大きさに対して歯がきちんと並ぶスペースが無いから、どうやって歯を並べるか。そのために歯を抜くのか、後ろに歯を移動させるのか、など検討していました。

型取りはしない

今は口腔内スキャナーという光学機器を使って口腔内をスキャニングします。それで模型に相当する情報を得ることができます。粘度みたいな型取りはよほど必要な時にのみ行っています。その情報はデジタル化されていますから模型を切ったり並べたりせず、パソコンの中で計測やシュミレーションを行うことができます。

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CTを活用する

先に記載した通りレントゲンはとても有用な情報を教えてくれます。今は更にCTという機器が普及し、そそこから得られる情報も治療計画立案に役立てるようになりました。上顎洞、鼻腔、下歯槽神経との距離、歯を支える骨の幅やボリュームなどです。

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CTデータとスキャンデータを融合させると理想的な噛み合わせをつくる

CTのデータとスキャンデータ、どちらもデジタルデータです。それぞれの単位は違いますが、それを一つの情報に融合させることで口腔内を3D化できるようになりました。インプラント治療もより安全に行えるようになっています。矯正治療のインビザライン治療においては歯並びのゴールを設定し、最初から最後までどのように動かすかを可視化して治療計画を立てることが出来ます。残念ながらワイヤー矯正ではできません。マウスピース一枚で動かせる移動距離は決まっていますから、治療期間もある程度わかります。

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医療に100%はない

ワイヤー矯正もマウスピース矯正もそれぞれ得意不得意な動きがあります。材料の特性、顎の大きさ、歯の大きさ、噛み合わせ、骨の状態、などを考慮して、治療計画を立案します。抜歯した場合、抜歯しない場合のシュミレーションもデジタル上で比較的正確にできます。被ばく量の問題もありますが、それを差し引いても得られる恩恵は大きいと言えます。

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得られる情報で最善を尽くす

ただし、骨の硬さ、装着時間、適合具合などまでは計画に組み込めません。人間の身体のことですから思い通りにいかないことも当然あります。例えば顎の位置が噛み合わせでズレていた場合、矯正治療を行って顎が良い位置に戻っていくことはよくあります。顎の動きまではシュミレーションできません。良くない位置まで戻すことは出来ませんから、顎が良い位置に合わせて噛み合わせを作るように途中で治療計画を修正することもよくあります。歯並びが原因で顎の位置が良くないところにある方がほとんどだからです。顎にとっても良い位置で歯並びをよくしていく。それが私の矯正治療だと考えています。

 

 

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