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義歯は必ずしないといけないのか

2024年1月4日

歯を失った場合、義歯を選択することがあります。歯を多く失うと噛みづらいので使用せざるを得ないのですが、小さい義歯だと使わない方があります。使用しなくても噛むことができるからです。失われた歯の数が比較的小さいと、前歯でなければ、義歯がなくても食事はできるし不自由をあまり感じないので、そこへもってきて異物感を感じるとせっかく作製した義歯をしなくなる、というふうになっていきます。

ブリッジは勧めない

ブリッジにしないのは、セメントで固定するので、取り外しする必要もありませんし違和感がないのでよさそうに思いますよね。でも失われた部分の隣の歯を小さく削らなければなりません。きれいな歯なら尚更ですが歯の寿命を短くしているように思うのです。削ってしまうと元に戻せません。残りの寿命をもらうとよいでしょう。考えてください。悪くなることはあってもよくなることはありません。よくコラムで書いていますが、失われた部分が小さくても、固定式のブリッジの選択はできるだけされない方がよいと思います。

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補助的清掃具は必須

また歯の無い部分の汚れを清掃するのが難しいです。歯が無いところをあるように見せかけるため、歯茎の上にかぶせ物が比較的隙間ないように引っ付けています。でも歯茎という軟らかいものと、かぶせ物(硬い)の間にとても細かい汚れが入っていきます。狭すぎて糸ようじなどでは清掃するのがとても困難なのです。

義歯を入れないままにすると

そちらでない方で噛みますから片噛みになります。片噛みを続けると、片方の顎の関節に負担がかかり体幹の歪みを招きかねません。また欠損している前後の歯がそこへ向かって倒れていき、(上下の)反対の歯が伸びてきて周辺の歯並びが悪くなります。また失われた歯を支えていた骨が舌側と頬側から少しずつ減っていきます。失われた部分が小さくて、噛むことにさほど不便が無くても抜いた歯の部分の顎の骨の吸収の進行が早まったり、近くの歯が倒れこんだり、延びたり、変な噛み癖がついて顎の関節に影響が出たりします。

できたら使ってください

このようにせっかく費用と時間をかけて作製した義歯を使わないでいるといいことはありません。義歯を使わないで、また保管状態がよくないと、前述したとおり歯が移動してきますから義歯が適合せず装着できなくなります。

人間には慣れがある

人間には適応力があっていわゆる“慣れ”て違和感がなくなっていきます。総入れ歯をされている方も元来歯はすべて揃っていたはずですが、慣れてらっしゃってお話しも特に問題なくされます。せっかく頑張って作った義歯は使う様にしてみてください!定期健診の時や治療時に口腔内に入っていないと、おそらく使用されていないのだろうと類推できます。入れてない期間が長ければ長いほど歯が倒れてしまい、せっかく作った義歯は入らなくなります。

少ない数の歯の喪失には

費用はかかっても1本のインプラントで済むなら、残りの歯を触らずに済み違和感のない固定式を選択すべきです。もったいないように思いますが得られる恩恵を実感されると思います。自費診療になりますが、失われた部分が少ないなら検討する価値はあると思います。取り外すことはありません。固定式になります。異物感もほとんどないです。残った歯に手をつけないですむことが多いです。数多くインプラントを考えないといけなくなる前に、少しのインプラントとほとんど自分の歯で、義歯のない生活を検討してみてはどうでしょうか。一食100円節約してもらえれば、インプラント1本なら3年半くらいで治療できますよ。

できるかできないか

口腔内の状況によってはインプラントで対応できるケースが多くあります。インプラントを埋め込むための骨が残っていない場合です。歯周病でグラグラしている状態が長かったり、歯が割れた状態が長いと骨はその間緩やかに減っているのです。重い腰をようやく上げても出来ないことがあるのはそのせいです。思い切りが必要ですね。

失った歯が多いと

歯を片側で4本以上失ってしまうと固定式の被せ物(いわゆるブリッジ)で対応できず、義歯を作製しなければならないことがよくあります。一部インプラントでも可能ですが人それぞれ状況が異なりますのでそれはみてみないとわかりません。義歯は、義歯を支える歯を守るために歯茎でも噛む力を受けます。そのため歯茎を大きく覆います。失っている歯の数を、少ない数の歯だけで咬合力を受けると、その歯はぐらつきます。そのため歯茎を覆うことで力を分散させます。覆うところが小さいと歯の負担が大きくなります。

義歯を安定させるには3点

カメラ撮影などで使用するものに三脚があります。四脚にすると安定度は増しますがどこかが少し浮いたりして、四点すべてが接地させるのは三点よりも難しいです。義歯を安定させようとすると、義歯の支えとなる歯が少なくとも3歯以上あるとベターです。

更にその支える歯がバラバラに離れている方がよいです。三脚でも3点をつないだ面積が大きければ大きい方が安定します。点間の距離が短ければ安定せず倒れやすくなります。義歯の支えとなる歯も、前歯より犬歯や奥歯の方が適しています。

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思い通りに歯は残らない

思うような場合ばかり歯が残っているとは限りません2点や1点しか歯がない場合もあります。前歯しか残っている歯が無い場合などもあります。さきほど述べた通り、安定が取れない場合には、上あごや歯ぐきなど義歯の面積を大きくして義歯の安定を図ります。

義歯の欠点である異物感を減らすためには

義歯を小さくした方がよいのはその通りです。ただ義歯を支えている歯を揺れないようにするためには大きくしなければなりません。その塩梅が難しいのです。義歯を小さくすると歯にかかる負担は大きくなります。あちらを立てればこちらが立たず、ってことです。

義歯を小さくできるか

義歯を装着された患者さんから、義歯を小さくできませんかと言われることもよくありますが、義歯の安定、残っている歯の健康を守るという、相反する命題がありますから、応えられるとき、応えられないとき、があります。義歯を支える歯がとってもしっかりしていたら義歯を小さくすることは可能です。同じ部分に歯が残っていてもその歯がグラグラ揺れていたら、義歯を小さくすると歯にかかる負担が増えますから、更に歯がグラグラしてくる可能性が高くなります。

金属床という選択

異物感を少しでも軽減させる一助となるのが、保険外にはなりますが金属床です。保険の義歯と違い、義歯を薄くすることができます。大きさを変えることはできないですが、保険の義歯は簡単に言えばプラスティックなので割れないようにするには厚みが要ります。その厚みを金属にすることで薄くすることができるので違和感は少なくできると考えます。金具をかける歯の状態によっては義歯の大きさも、小さくすることができるかもしれません。

自費の義歯だとよいのか いいです。

自費の義歯にすれば義歯の大きさを小さくできる可能性があるとお話しました。義歯の強度が高まることで薄くすることもできるのです。義歯が壊れづらくなりますが歯にかかる負担は変わりません。特にグラついている歯を支えにしていると、その歯が抜けてしまうことがあります。それを修理することができる場合もあれば、新たに作り直ししなければならないこともでてきます。自費の義歯は良いものですが、少ない本数で義歯を支えていたり、揺れていて歯が無くなることもありますから、ずっと持つかどうかとはまた別の問題になります。

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