3人に1人にアトピーと言われています。食品添加物、農薬、化学物質、花粉、食物などいろいろ原因があります。自己防衛のために活性酸素がミトコンドリアで生成されるのですが、それが過剰に産生されることで肥満細胞が傷つきヒスタミンが発生されます。それがアレルギーを起こします。(ちなみに細胞のDNAが傷つくとがんになります。)それゆえ余分な活性酸素をなくすことが大切です。
目次
アレルギー対策
行き過ぎた衛生管理をやめる
小児期の細菌暴露は大切です。衛生面から砂場遊びはなくなっているようですが、芋ほりや体験農園などで土いじりなどはいいのではないでしょうか。
化学物質を避ける
砂糖、食品添加物などは活性酸素が出やすい
腸内環境を整える
食物繊維の多いもの、発酵食品、生鮮食品、伝統的和食
1975年アメリカのマクガバンレポートで、地球上でもっとも理想的な食事は元禄時代以前の日本人の食事と発表されました。確かに発酵食品も多く、食物繊維も多いですよね。免疫力も上がります。
よく噛む
唾液で活性酸素を除去する。よく噛むと唾液が出ます。唾液の役割には
虫歯、歯周病予防になる
消化を助ける
消毒、抗がん、抗アレルギー作用
食塊形成
感染症予防(免疫グロブリン)
アレルギー対策を述べてきましたが、難しいですよね。でも今からでもできることはありますよね。そう、よく噛むことです。唾液には活性酸素を消去する能力もあるとされています。食育で感受性期に獲得できなかった機能を少しでも取り戻すようにしたいですが、元をたどればやはり哺乳が大事なのです。
子供の食生活への提案
飲み物は水か麦茶かほうじ茶
成長期の子どもは水分の入れ替えが激しいため水分の欲求が大きいです。飲み物は水分を補給するものでカロリーを摂るものではありません。飲み物は熱量のない水、麦茶、ほうじ茶にしましょう。飲み物の選択は量が量だけにとても大切です。
朝ごはんをしっかり食べる
朝ごはんには必ずご飯とみそ汁を食べさせてください。前夜の残りのご飯とみそ汁でよいのです。それに焼きのり、納豆、佃煮、梅干し、ふりかけでよいです。手を掛けなくて全然構わないのです。どうしても時間がなければパンでもよいのですがお菓子を食べているのと変わりません。よくないですよね。常食はよくありません。
カタカナ食品は控える
ラーメン、パン、パスタ、シリアル、ピザ、ハンバーガー等々せいぜい週1~2回程度
おやつの菓子はやめる
簡単な食事という考えに切り替えてください。おにぎり、のり巻き、うどん、そば、さつまいも、とうもろこし、せんべいなど、穀類やイモ類にしましょう。砂糖や油はだめです。(清涼飲料水、スナック菓子)
おやつのおすすめ
おにぎり、水、麦茶、ほうじ茶
もち、うどん、そば、さつまいも、じゃがいも、とうもろこし、せんべい
たまには
季節のくだもの、ドライフルーツ、緑茶、和菓子
特別な日に
ケーキ、クッキー、アイスクリーム、揚げせんべい
買わないもの
スナック菓子、清涼飲料水、炭酸飲料水、乳酸菌飲料、スポーツ飲料
なかなかハードル高く感じますよね。それでもできることから行っていきましょう。大人でもたいせつなことです。
余談です。
ファイトケミカル(トマト、ピーマン、パプリカなど)色鮮やかな野菜にはポリフェノール、βカロチン、リコピンなどが含まれています。抗酸化作用、(がんやアレルギー予防)、解毒作用、免疫力アップなどの効果があります。ただし熱に弱いですから電子レンジにかけると97%破壊されます。生か、蒸すか、ぬかづけにするかなどして上手に摂り入れましょう。