電話する

地図

問い合わせ

メニュー
ヘッダーオファー

猫背と噛み合わせは関係大です

2023年5月11日

シエスタ

交通事故のニュースで、運転手の事故前後の意識がなかった、ということを聞くことがあります。少し前から昼間に眠くなる、頭痛、睡眠が浅い、疲労、イライラ、集中力の欠如、などが主症状の睡眠時無呼吸症候群との関連が取り沙汰されています。睡眠時無呼吸症候群は重症だと乳がんの10年生存率よりも低いそうです。高血圧で2倍、心筋梗塞、脳血管障害で4倍、無呼吸症候群が素因にあると罹患しやすくなります。無呼吸症では血中の酸素不足により心肺機能に多大な負担がかかります。また脳に酸素が一時的とはいえ酸素が行かなくなりますから脳や心臓の梗塞を起こしやすくするのです。だから睡眠中や朝方に死亡することが多いそうです。

自然界の動物には起こらない、どの人間も患う病気

鼾が突然止まり30秒から1分ほどの呼吸停止による沈黙の後、窒息を回避しようと人間の本能が働きいびきとともに呼吸を再開します。一晩に何回も呼吸停止を繰り返します。そりゃ充分な睡眠がとれないわけです。日本人の2割が不眠で悩んでいるそうです。でも睡眠時無呼吸症は遅かれ早かれ誰でもなります。

みんななるのです

えっ!と驚かれることでしょう。そうです、誰でもなるのです。簡単にいえば老化もあります。原因は何でしょうか。それは舌の筋肉の力が衰えて前にとどめておくことができなくて、舌自体が気道を塞いで息ができなくなるのです。加齢による舌の筋力の衰えは誰にでもきます。ちまたで言われているオーラルフレイルです。それが早く来るか遅く来るかで寿命が変わります。でも、若い人でもなりますよね。何故なんでしょうか。先ほども申しましたが舌が気道を塞ぐのですが、これは筋力が落ちるだけでなく口が狭いと、もう少し言うと歯の並んでいる歯列が狭いとそれだけで舌が咽頭方向に押し込まれるのです。そのせいで睡眠時無呼吸症候群の発症が早くなるのです。

適度の運動、適度の食事

歯の並びが狭くなったのは何故でしょうか。歩かなくなりましたよね。噛まなくなりましたよね。一度の食事の回数ですが、飛鳥時代は4000回、鎌倉時代2600回、江戸時代1500回、現代では620回だそうです。現代人の食生活を鑑みると理想は1食1500回と言われています。はそのため骨格の発育不全が起こって顎が小さく、歯がきれいに並ばない、歯が完全に生えてこない、下顎が前に出て来れないことが起こり、舌も前に出て来れなくなっています。それが睡眠にも影響しているのです。

取り合えずすることは何

寝ているときに舌が奥に引っ込まないようにしなければなりません。鼻に酸素を強制的に送り込むCPAPありますが、気道を確保することも大切です。狭いより広いほうが空気はたくさん入ります。

無呼吸症候群用のマウスピース

自然のままだと寝ていると下がりますから、下あごが奥に下がらないようにマウスピースを作成するのがよいです。保険診療では難しいのですが、上下にマウスピースを作り下あごが後ろにいかないように噛みこむポイントを下あごを前にもって行ったところで設定します。前に出して苦しくないかというと、人命救助の際気道確保のため寝かせた状態で下あごを突き出すようにさせますよね。そうすることが一番気道を広がるように体ができているのです。

健康のためには何よりも呼吸の改善と良質な睡眠、これが一番!

冒頭で話しているように加齢による筋力の衰えはやむを得ないですが、少しでもそうなることを先送りするためには小さいうちから、顎を大きくして歯の並びをよくして、舌が後ろに下がらないようにしておかなければなりません。これについてはまた機会をみつけてお話します。

宇治市 歯医者 sleep aprea syndrome なかむら歯科医院

<< 前のページに戻る

診療スケジュール

当院へのお電話からの問い合わせは0774-41-3461へ

診療時間
9:00〜12:30
14:00〜18:00
/
/
▲※
▲※
日・祝
/
/
休診日 / 木曜・土曜午後・日・祝日
▲※ 土曜日 9:00〜13:00 / 14:00〜17:00
お問い合わせはこちら
なかむら歯科医院
画像のタイトル
フッターオファー
© なかむら歯科医院