効果が高いのは、加齢による黄ばみです!
ホワイトニングを希望される方の多くは意外と歯の白い方が多いです。
お仕事柄、あるいはよく鏡を見られることが多いからでしょうか。
そういう方は思ったほど白くならないかもしれません。
限度はあります。新庄監督のようにはならないです。噛んでいくことで加齢するごとに歯にヒビが入っていって、そこから歯が黄ばんでいくのです。
その歯のヒビにホワイトニングの薬を効かせて歯を白くするのです。
(神経のある歯だけ効果があります。)
過去、フッ素が高濃度で水道水に含まれていた時代、時期に生まれてみえた方に
グレーやブラウンの歯の方がいらっしゃいます。
こういう歯に対してはホワイトニングの効果がなかなか出にくいです。かなり根気よく続けても少しよくなるかな、という程度かと思います。
神経の無い歯はホワイトニングで治らない
神経の無い歯の色は赤血球が歯の根の中の細かい管に入り込んで、それが暗く見えるのです。
いわゆるホワイトニングは歯の中から薬を効かせるのですが、神経の無い歯は歯の中から薬を効かせます。
いわゆるホワイトニングの薬とは別の薬で赤血球に作用させるのです。
神経を取ってからの期間が長いと効果が出にくいです。
金属の土台が入っている場合、金属イオンが細かい管に入りこんで黒くなります。
この場合には効果はありません。
残念ながらセラミクスなどの被せ物をするしかありません。
オフィスホワイトニングとホームホワイトニングどちらがよいのか?
オフィスホワイトニングは診療所で1時間くらいかけて行います。
歯の表面をツルツルに綺麗にして、歯肉保護処置を行ってから目的とする歯に薬を作用させます。歯肉保護処置をするのはホームホワイトニング用の薬剤に比べてオフィスホワイトニングの薬剤が強力で、歯肉が火傷起こすからなのです。
ホームホワイトニングはご自宅で行うホワイトニングです。
毎日2時間、カスタマイズしてあるマウスピースにジェル状の薬剤を入れて、それを歯にはめ込んで薬を作用させます。
オフィスホワイトニングは即席なので効果もホームホワイトニングに比べると限定的です。何回か期間をおいて治療しないと満足感が得られないかもしれません。色もホームホワイトニングより後戻りしやすいです。
一方、ホームホワイトニングは毎日行ってもらうものですから、継続は力なりで効果がじわじわと出てきます。基本的には4~6週行っていただきます。
毎日鏡を見ていると効果は分かりづらいですが、写真を撮っていけば効果は実感していただけると思います。
副作用は知覚過敏。
施術中にあったとしても中断してしばらく経てば知覚過敏は消失します。一度よくなっても後戻りしていきます。ヒビがなくなるわけではなく、そこからまた色が入りこんでくるからです。
治療後も月に一度くらいホームホワイトニングを続けていただくことで後戻りを防ぎます。オフィスホワイトニングを行った場合も同様で、オフィスホワイトニング後にホームホワイトニングを月に一度していただくことをお勧めします。
被せ物で色を変えることはイメージできますしお見せできますが、ホワイトニングは歯の色の変化のゴールをお見せできません。個人差があるからです。ご希望された方にはメリットデメリットのお話しをさせていただいてから治療するか否かを決めていただいています。