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レントゲン撮影しておくと得られる恩恵

2024年4月11日

詳しく教えてください。

詰め物やかぶせ物が取れたということで連絡をいただくことがあります。詰め物被せ物にも色々種類があります。白い詰め物、金属の詰め物、被せ物、など。被せ物でも土台がついたり、割れた歯が付いているものなどもあります。当院では電話いただいた時に出来る限り取れたものの情報をお聞きするようにしています。腫れたとか痛いとかの場合も同じです。たとえば右上の奥から3番目、とか下の真ん中とかある程度でもよいのでお伝えいただくととても助かります。それまでに来院していただいていて、口全体のレントゲン写真があると、聞き取らせていただいた情報とレントゲンからおおよその見当をつけ、事前に準備をすることができます。

急な対応は難しい。出来る範囲でになります。

偶発的な事柄ですから突然連絡をいただくことがほとんどで、大抵は今すぐに、とか、今日明日中に、とかおっしゃることが多いです。当院では予約制で診療を行っており、キャンセルが出た場合にはキャンセル待ちをされている方に連絡させていただいているので、急なご予約を入れることはなかなか難しい状況です。貴重な時間を予約していただいているので、その方たちの時間を削ることはなかなかできません。とても限られた時間の中で対応しなければならないので前もって脱落部位や痛み、腫れなどの状況がわかっていると対応する時間が少しでも多く取ることができます。ですから初めての方よりも、定期的に受診されていてレントゲン記録があるかたの方がスムースに対応できます。かかりつけの歯科医院をお持ちになって、定期的に受診されていることを特におすすめいたします。

取れた

詰め物、被せ物の場合

白い詰め物と金属の詰め物に分けられます。

白い詰め物

白い詰め物の場合でも歯に直接詰めた材料と被せ物の表面を審美的にするため、金属表面に嵌合させてつけてある材料の2種類があります。

前歯の先端の一部の詰め物が取れた場合、すぐ治せるのではないかと思われるかもしれません。詰め直すことは比較的時間はかかりませんが接着する面積が少ないですから再脱落する可能性が高いです。前歯を使って噛みきったり、歯ぎしりするとすぐ取れます。ですから詰めた後に噛み合わせの調整をしっかりしないといけません。何度も同じところが取れる方は小さいなら詰め直すことはせず、その部分を丸めるだけで済ました方がよいです。それが嫌なら夜間歯ぎしり用のマウスピースの使用をおすすめします。大きな白い詰め物が取れた場合、再度詰め直すとなると治療に時間がかかります。きちんとした時間を確保しなければならず、緊急対応はとても難しいです。詰め直しよりも被せざるを得ないこともあります。その場合も削ったり麻酔したり、と時間がかかります。

被せ物の欠け

被せ物の金属についていた白い部分、前歯のことが多いのですが、それが剥がれたのも白いのがとれたとおっしゃることがあります。またセラミックの一部が欠けたということもあります。被せ物の一部の白い部分が取れた場合、基本的には再度付けることはできません。やり替えになります。金属と詰め物、セラミックと金属。セラミック同士の接着力を向上させる材料はあることはありますが、一体構造で作製されているものは再接着したとしてもかなりの確率で短期間に再脱落します。取れたからすぐ連絡いただいても元に戻すことは時間があったとしてもほぼできないと思ってください。

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金属の詰め物、被せ物

食べてたら取れた

飴やグミを食べていて取れたということもよくお聞きします。食べ物の粘着力で取れる、それも同じところが何度もということは、詰め物が薄くて十分な接着力を得るだけの面積がないかもしれません。維持を取れるようにやり替えた方が良い場合があります。薄いと詰め物が変形していることもあり、元に戻せない場合もあります。私自身、歯はあまり削りたくないのですが金属の詰め物の治療をするときには維持形態をとることに神経保護と同じくらい気をつけて治療しています。他で治療されたものも含めて定期的に通院されていると脱落の履歴がわかっていますから、レントゲン写真と照らし合わせて対処の検討をすることができます。

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虫歯で取れた

また痛くなくても虫歯で詰め物が取れる場合もあります。その場合は詰め物を付けるわけにはいきませんから仮詰めをさせていただき改めて時間を取って治療させていただきます。神経近くまで虫歯が進行していることもよくありますから定期的に受診されることをお勧めします。

被せ物

被せ物も同じで虫歯で取れることがあります。神経の無い歯を被せてあることが多数です。ですから痛みはなくて、食事してたら急に取れた、とおっしゃる方が結構いらっしゃいます。虫歯ならやり直しになるので再装着はできません。虫歯はなくて、歯が割れていることもあります。歯が割れているとこれも再装着することはできません。歯の破折イコール抜歯が基本です。噛みしめのきつい方、出っ歯で下の前歯が上の前歯を突き上げている噛み合わせの方の上の前歯の差し歯は特に割れやすいです。前歯だから何とか早く、とおっしゃって割れているのを承知で再装着しても、セメントが噛み合わせに抗しきれないのですぐに取れます。

割れて抜くことになったらどうする

前歯が抜歯になると入れ歯、ブリッジ、インプラントがその後の治療の選択肢になりますが、どれもすぐにできるものではありません。一番早く対応できるのは入れ歯になります。ですから前歯の脱落を繰り返している方はその後の治療についてある程度覚悟をされていた方がよいと思います。抜歯になると、傷口が治るのに1~3ヵ月程度かかります。

義歯

義歯を選択された場合は抜歯前に義歯をつくり始めて抜歯と同時に義歯を装着します。義歯が馴染んだ頃に抜歯して、抜いたところの隙間は後日修理をします。

ブリッジ

ブリッジを選択されると、割れた歯の両隣の歯を削らないといけません。削ってから割れた歯を抜いて仮歯を入れます。傷口が治るまで仮歯です。噛みしめがきついと仮歯が何度も取れることがあります。

インプラント

抜いたところがよくなってから型取りをします。インプラントを選択されると、抜くのと同時か、抜いて骨が治ってからインプラントを埋入します。部位や骨の質、骨の量によってインプラントがしっかりするまでの期間は変わります。早くて4~6ヵ月くらいです。

予防策

前歯に差し歯がある方は就寝時に歯ぎしり用のマウスピースをされることを勧めます。奥歯に歯が無かったりインプラントされている方も。保険を利用して作製できますから是非されてください。

薄い被せ物

奥歯の被せ物で、とても薄い物が取れる場合は接着面積がなくて取れます。この場合は新しくやり直したとしても接着面積を増やすことは出来ませんから歯茎の位置を低くするような外科処置を先にすることになります。ですが必ず取れなくなるわけではありません。歯茎を下げるといっても5㎜も6㎜も歯茎を切る訳にはいきません。噛み合わせがよくないことも一因ですから、矯正を含めた噛み合わせ治療が必要になるかもしれません。

腫れたり、痛みの場合

親知らず

部位がわかるととても助かります。親知らずは一番わかりやすいです。一番奥、歯茎が腫れた、口が開けずらい、など典型的な症状があるので、レントゲン写真と照らし合わせると対応しやすいです。抗生剤の投与が第一選択で、通常外科処置は痛みのある時には行いません。よほど腫れている時には近隣の口腔外科へ受診してもらいます。こちらに時間がないときでも対応しやすいです。

歯周病

歯周病が比較的進行していると歯周ポケットに膿が溜まって腫れる場合があります。歯周病が進行しているので歯も揺れていることが多く、噛むと痛いということもあります。この場合も通院歴があり、レントゲン写真、歯周検査、連絡の際の情報から対応がしやすいです。抗生剤の投与、噛み合わせの調整、必要があれば切開です。ここまでの治療となると時間がかかります。こちらの比較的余裕のある時間に来院していただけるとある程度処置できます。

神経までの虫歯

虫歯が神経まで達していて、冷たい物や温かいものでズキズキする場合

根本的な治療は神経の除去になります。当然麻酔をして治療を行うのですが痛みがきつい場合は麻酔が効きません。特に下顎の奥歯。炎症が起こっているからです。そのような場合には虫歯のところに歯の神経を鎮静させる薬剤を填入します。そうすることで外からの刺激を防ぎ鎮静効果を上げます。即効性はありませんがまずは神経の鎮静化を図ります。そして鎮痛剤を処方します。

神経の無い歯のズキズキ

神経が無くてもズキズキすることがあります。根の先に膿が溜まっていたり、虫歯が大きかった場合に神経がダメになるとこのような症状が出ます。処置としては神経部分の汚れを取ることをしていくのですが、詰め物、被せ物、金属の土台が入っていたりするのでまずそれを取らないといけません。除去していくのにそれ相応の時間を費やさないといけません。予約制の診療ですので、残念ながら噛み合わせの調整、抗生剤の投与にとどまります。

かかりつけ歯科のメリット

当院に通院されレントゲン写真があると、得られた情報と共に予約状況と処置内容を鑑みて治療を組み立てます。数年に一度口全体のレントゲンを撮影するかと思いますが、そんなことにも使われているんだと思ってもらえるとありがたいです。なるべく緊急のことがないのが一番です。かかりつけの無い方はどちらかお持ちになるとよいかと思います。

 

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