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加齢による口腔内の変化 2

2022年8月18日

今回はなかなかわかりにくいところのお話しです。

唾液出にくい

加齢とともに唾液を作る唾液腺の細胞が減ってきて、唾液の量が減ります。唾液は食塊の形成や食べ物を流したりする作用があります。それが少なくなるので歯垢や食べ物が歯ブラシしても残りやすく虫歯や歯周病にもなりやすくなる原因でもあります。それゆえにブラッシングはより大切になります。

舌が白くなる(黒くなる)

軟食傾向にあると舌の上が白くなってくることがあります。舌の苔をつなげて、ぜったい、と言います。こすれば取れるのですが頻繁に取る必要はありません。週に一度くらいでかまいませんから歯ブラシでこすってみてください。優しくこすってください。

専用の舌ブラシもあります。ご興味あれば販売もしておりますのでお申しつけください。

口臭が気になる

歯垢の取り残し、食べ物が歯と歯の間に残っている、虫歯、歯周病、舌苔、生理的口臭が原因で口臭が起きていることが多いです。

これは高齢者に限りません。まずは適切なブラッシングで歯垢の除去と舌苔の除去。虫歯の治療、歯石の除去を行ってみてみましょう。

胃と繋がっていますから、胃の方が原因である場合もありますから、お口の治療で解決しない場合もあります。

歯がすり減る

歯同士、あるいは金属やセラミクスと歯、が噛んでいると加齢と共に個人の噛む力にもよりますが歯は削れてきます。

噛む面、歯の付け根どちらも削れてきます。噛む面が平らに削れてくると噛み切りづらくなるので咀嚼効率が悪くなります。咀嚼効率を戻すために定期的に噛み合わせの調整をした方がよいかと思います。

噛み合わせの高さも低くなっていきます。低くなると顎関節にも負担がかかりますからあまりよいことはありません。大きく高さを変えなければならないケース、特に義歯ではなかなかなじまないので難しいです。

側面の摩耗についても、噛みしめの力がきつい方に多く見受けられます。削れたところを埋めるのももちろんですが、その噛みしめの力をコントロールしていかなければなりません。

対症療法的には、夜間使用のマウスピースになります。保険診療対応ですからご安心ください。そうならないようにしていきたいですね。

親知らずが抜きにくくなる

噛んでいない親知らずは加齢と共に骨と癒着して抜きにくくなります。

歯はインプラントと違い、がっちり引っ付いている訳でなく、歯根膜というクッションを介して骨と結合しています。噛むと歯が沈むのは分かるかと思います。

通常はその歯根膜に力を加えて抜歯するのですが、歯周病などでなければ上下で噛んでいないと加齢とともにその歯根膜が廃用してしまい骨と癒着します。

そうなると抜歯は極めて難しいことになります。

唇や舌、頬を噛みやすい

そういう風におうかがいすることもよくあります。

特に何かあるわけでもないのですが、おそらくそれらの筋肉の動きが緩慢になることや咬耗で歯の角が尖ってきていることが原因ではないかと思います。

もし治療するとなればその鋭縁を丸めるくらいで、あとはお家で あいうべ体操などお口の周りの筋肉を日々鍛錬していただくことかと思います。あいうべ体操は難しいものではありません。小さいですが、受付にリーフレットを置いてありますので参考になさってください。

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