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衛生士さんと協力して行う診療 その2

2025年1月9日

前回は当院における歯周病や虫歯予防についてお話してきました。今回は矯正治療、ホワイトニング治療、口腔育成における衛生士さんの役割についてお話していきたいと思います。こちらもとても大切なのです。

矯正治療

ワイヤーを用いて矯正治療を行う場合歯の表面にブラケットと言われるワイヤーを位置づける装置を設置します。マウスピースを用いて矯正治療を行う場合、歯の表面にアタッチメントと言われる装置を設置します。また補助装置として歯の表面に矯正ボタンを設置します。テンプレートという歯科材料を用いてアタッチメントを適切な位置に設置して、歯を移動させていきます。診査診断、レントゲン撮影、歯の削合、噛み合わせの調整は歯科医師が行います。診査診断のための資料採取、歯科材料の充填と研磨などは衛生士さんと共同で行います。

宇治市 歯医者 wire plate なかむら歯科医院

ホワイトニング治療

ホワイトニング治療に先立ち、歯の表面に付着している着色や唾液の膜などを除去します。ホームホワイトニングにおいては、ホームホワイトニング用トレーの型取り、ホワイトニング薬剤の管理方法、使用方法の説明を衛生士さんが行います。オフィスホワイトニングにおいては歯科医師の診査診断の下、薬剤塗布や光照射を行います。当院ではこの両方を行うデュアルホワイトニングを行っています。

宇治市 歯医者 office whitening なかむら歯科医院

口腔内スキャン

粘度のような型取りではなく、口腔内用のスキャナーを用いて型取りを行い様々な診療に用いるようになっています。詰め物や被せ物の作製、スポーツガードの作製に用いています。先に述べた矯正診療の診査診断、インプラントを適切な位置に埋入するために用いたりします。こちらの場合はCT撮影し、両者のデータを融合させなければなりません。スキャンは型取りに相当しますので衛生士さんの主な業務の一つになります。従来の型取りは、型取り用の粘土(印象材)と石膏模型の2つの材料が間に入ります。口腔内スキャンはダイレクトに資料が取れる分、精度が高いのです。

宇治市 歯医者 scanning なかむら歯科医院

保健指導

自治体の健診として当院では宇治市、城陽市、久御山町の成人検診、高齢者検診、妊婦健診を行っています。基本的に

むし歯の有無

前歯、奥歯の何本かだけ抽出し、その歯群の歯周病の罹患の有無(スクリーニング)

顎関節症の有無

粘膜疾患の有無

歯列不正、噛み合わせ不正の有無

口腔清掃状況

嚥下回数の確認(オーラルフレイルの程度の確認  高齢者のみ)

と共に、必要に応じ歯ブラシ指導などを衛生士さんと共に行っています。(同日に予防処置は行政からの指導で行えません。ご容赦ください。)

妊婦さんへの指導

妊婦健診時に哺乳の大切さのお話をしています。なぜ哺乳が大切かと言えば、その子の歯並びや話し方、呼吸の仕方に大きく関与しているからです。適切な哺乳の仕方を実践しないと口呼吸になり、鼻が大きくならず乳歯の内から歯並びが悪くなり、発音や姿勢も悪くなるからです。赤ちゃんは哺乳を通して唇、舌、頬、顎の下の筋肉の使い方を覚えていきます。哺乳の姿勢、哺乳時の赤ちゃんの唇の当て方がとても大事です。哺乳瓶についても、ミルクの出方がすごくよいと楽して栄養を摂れますからトレーニングになりません。トレーニングを兼ねた哺乳ができることで顎を適切に成長させることが出来るのです。適切でないと歯並びがキチキチになります。3歳でキチキチだと永久歯になってもキチキチで上手く並びません。具体的な説明は衛生士さんから行ってもらっています。

宇治市 歯医者 pregnant_woman_tbi なかむら歯科医院

離乳食の指導

合わせて離乳食の話をすることもあります。やはり離乳食にも適切な与え方、適切な開始時期というのがあります。パラシュート姿勢やハイハイなど、踏んでいく順番があって、順番通り進めて、しっかりオッチンできるようになって、また食べ物に興味がちゃんともつようになってはじめて離乳食に進みます。個人差もありますから何カ月になったからといって進んでは決していけません。適切な大きさのスプーンを選択し、与える一口量を理解しその量を、下唇にスプーンをあて、閉じるのを待つ。決して突っ込んで引き抜かない。時間はかかります。哺乳の時期に獲得できなかった機能を取り戻すのです。それをお伝えします。

宇治市 歯医者 baby food なかむら歯科医院

食育

口ポカンになっていて鼻呼吸でなく、口呼吸になっているのは行きつくところ哺乳なのですが、その時期に戻ることはできません。離乳食も終わっているなら時間はかかりますが、食育で巻き返していく他ありません。

前歯でかぶりつくような食事を一品入れる

足底が接地する食事姿勢をつくってあげる

水気の物で食事を流し込まないようにタイミングを計って出してあげる。

これらのことを続けていくことでお口をしっかり育て、顎を前方に成長させて鼻呼吸できるよう成長を正しい成長曲線戻してあげたいと思っています。前歯でしっかり噛むことで脳の前頭前野の活性化がはかれるとおもっています。考える力、コミュニケーションを取る力などが養えます。具体的な調理方法はごく一例になりますが参考の一助にしてもらえたらと思います。

姿勢の指導

成長は頭から末端に向かっていくので、頭位を決める口の機能を正しく成長させることが第一になるのですが、重力に逆らって直立するのに重要な働きを果たしているのが足の関節です。そのバランスが崩れると姿勢を崩してバランスを保とうとします。関節の柔らかい子供の時期の靴の選び方、履き方はとても重要です。お下がりはやめてくださいね。

宇治市 歯医者 shoes select なかむら歯科医院

態癖指導

頬杖やうつぶせ寝、自分では気づかない様々な癖が、歯並びを崩しています。口腔内を診ると舌を収めるにはとても窮屈で、下の歯だけでなく、上の歯も内側に向かって傾斜していることもあります。実際に鏡を見ていただきご指摘することがあります。そのことで下顎が後ろに下がったり、舌が後ろや下に下がります。そうなっていると舌が気道を塞ぎ呼吸しづらくなり睡眠時無呼吸症候群の原因になったりします。それだけでなく顎の関節が後ろにいくことで、その後ろを走行している神経や血管を圧迫することで顎関節症や頭痛などを引き起こすことがあります。不要な癖や習慣が引き起こす疾患予防のため、ご指摘させていただき改善をお願いします。日常の習慣の変更をお願いすることがあります。

宇治市 歯医者 side sleeping5 なかむら歯科医院

MFT 筋機能療法

食育と共に子供さんの正常な口腔機能を取り戻すために、当院では筋機能療法(MFT)を行っています。口周りの筋肉だけでなく、脳への適切な刺激にもなります。今井一彰先生考案のあいうべ体操はとても有名ですね。インフルエンザなどの感染症予防にも、美顔効果もあるとされています。お母さんがお子さんと一緒にするのにモチベーションにもなりますね。他に2分間のブクブクうがいや3分のチューブ噛みなども当院では推奨しています。哺乳の時期に忘れものを取り返すために是非毎日取り組んでください。鼻は通っているかの簡易検査や、口を閉じておく力がどれくらいかを調べる検査もMFTとともに衛生士さんに管理して子どもの健康を取り戻したいと考えています。

高齢者にも有効なMFT

最近よく頬っぺたや舌、唇を噛むという訴えも高齢者からあります。オーラルフレイルといって筋肉などの衰えからきているのではないかと推察しています。口周りの筋育を動かさない、動かせないということから来ていると考えていますので、毎日あいうべ体操をして筋トレをして改善を図りましょう。その他顎関節症やドライマウスへの対応としての理学療法的なマッサージがあります。そのことについてもお伝えできるようにしています。

歯科医師と歯科衛生士は、協調して診療しています。

歯科診療は歯科医師と歯科衛生士が協力して行っていて、常に情報を共有し、診療に反映させています。特に口腔育成に関与する部分の指導に関しては衛生士さんと患者さんの二人三脚が、子供さんにとっても受け入れやすいと思っています。治療においても、指導においても当院では衛生士さんの果たす役割はとても重要です。院長に聞きにくい、聞きづらいことがあればスタッフにお聞きになってください。詳細な事柄については知見豊富な衛生士さんにお聞きになってください。

 

 

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