イルカ
イルカの歯の数は、種類によりますがバンドウイルカで約80本あるそうです。主食となる小魚を捕まえやすいように犬歯のように先の尖った小さな歯がたくさん生えています。丸飲みするそうですから捕らえることが主眼で(身を守る、という機能もあります。)、生まれた時から生え変わることはないそうです。飼育技術も向上し水族館生まれのイルカも珍しくはないそうです。外洋から連れてきたイルカと水族館生まれのイルカでは歯に違いがあるといいます。それは何か。外洋では小魚は当然生きていますから自分で捕食しなければなりません。摂食できる時もあるでしょうし出来ないときもある。アクシデントもありますから歯が欠けていたり無くなっている歯もあるそうです。
養殖イルカ
一方水族館では捕食するのに苦労はありませんから歯はきれいだそうです。野生のイルカは歯が無くなるとそれは死に直結します。逆に水族館のイルカを外洋に戻して生きていけるでしょうか。動く小魚を捕食する練習をしてからでないと無理ですよね。若年であれば訓練すればできるようになりそうですが、ある程度年齢が進んでいる場合にその能力は身につくでしょうか。個体差もありますがなかなか難しそうですよね。
今の子供たちは自分たちに比べてバイタリティーがあると思ったことはありますか。
親として子供たちが育っていくのに様々な環境を整えてあげたいと思うのは当然のことです。よい教育を受けさせたい、ひもじい思いはさせたくない、人並みの生活環境を整えてあげたいなどなど。どれも切実な思いです。私は思うのです、子供の生命力が落ちているのではないかと。そうさせているのは大人だと。
新聞記事は物語る
小4の1割 肝機能、血糖値、脂質に異常値(四国新聞 2017、1)
小5 採血検査したところ約3割が糖尿病の診断基準になるHbA1cの基準値を超えていた(西日本新聞 2018、8)
色々な原因が考えられます。食生活の変化、コンビニエンスストアの増加、清涼飲料水自動販売機の増加、日常の活動性、運動の低下など。幼児期の肥満25% 学童期肥満40% 思春期肥満70~80% と日本小児内分泌学会で発表されています。思春期に肥満になっていると体格が形成されたり生活習慣が決まってしまうため改善していくのは難しくなります。そのため早めに、幼児期から肥満治療に取り組むことが大切です。
世界でも肥満は問題になっています。
各国の成人に占める肥満者の割合はフランス約16%、イギリス約25%、アメリカ約32%、エジプト約35%だそうです。糖尿病率11%のシンガポールでは甘い飲み物の広告は全面禁止、砂糖の含有量が一定量以上の飲料にはパッケージに、“不健康”と記さないといけないそうです。徹底的にやるのはシンガポールらしいですね。
清涼飲料水には見えないですがかなりの砂糖が含有されています。他の食品もそうですけれど美味しいものには見えない砂糖が含まれています。子供には糖質ゼロで、くらいの意気込みは欲しいところです。気持ちです!
・食べ物なるべく薄味で。
・水、お茶中心。
・間食はなるべくしない。
・前歯でかみ切らないといけないくらいの大きさの食べ物にする
・汚れるからといって手で食べ物をつかんで口に入れることを禁止しない。親がスプーンで突っ込まない
・小さいうちから野菜に慣れさせる(食べなくても口に入れれたらOK 煮て柔らかくして)
などなど
ちなみにヨーロッパでは離乳食はなく大人と同じものを食べるそうです。日本人からするとスパルタですが、それが世界のスタンダードのようです。得意なOMOTENASHI?ですかね!